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「廉、お風呂入ってきてもいい?」
「あ、うん」
家についても相変わらず無言の廉。
一刻も早くこの汚い身体を洗い流したかった私は廉にそう言うとお風呂場は向かった。
シャワーを出して、タオルでゴシゴシと身体を擦る。
擦りすぎて身体が赤くなっても気にせず擦った。
雨宮さんにつけられたキスマークが、とにかく汚いように見えた。
擦るのをやめると、あの身体中を舐められる感触が蘇ってきそうで怖かった。
どのくらい身体中を擦っていたのだろうか。
「A大丈夫?開けるで?」
普段そんなにお風呂が長くない私を心配して廉がお風呂場で声をかけたのすら気づかないぐらい、私は夢中に身体を擦っていた。
いつまでも返事をしない私に、焦った廉は慌ててお風呂のドアを開けた。
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作者名:チロル | 作成日時:2020年6月12日 12時