幼馴染2～ren～ (ページ13)

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「Aちゃん、何飲む？」

「えっと、あんまりお酒詳しくないので雨宮さんのオススメをお願いします」

「じゃあマスター、ホワイトルシアンお願い！」

そう言って出されてきたのは、生クリームの乗った見た目がコーヒーゼリみたいなカクテル。

「チョコレートみたいで飲みやすいよ！」

乾杯をして、飲んでみると甘くてとても美味しい。

「あ、本当おいしいです」

「そうよかった！適当に食べ物も頼むね」

そう言って、食べ物も頼んでくれた。

仕事の時はチャラチャラしてて嫌な感じだったけど、案外紳士でお話も楽しくて、お酒も進む。

何杯飲んだかわからなくなったところで、頭がフラフラするのを感じた。

いつもだったら廉が止めてくれるし、酔い潰れても必ず自宅まで連れて帰ってくれるので気にせず飲んでいたが、今日はいない。

さすがに、取引先の相手の前で酔い潰れるわけにもいかない為、

「あの、そろそろ私帰らないと。今日は楽しかったです」

そう言って立ち上がった瞬間、

グシャリと視界が揺れた。