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「すみません。これから仕事が…」


「あ!高橋さん今日は珍しく定時?お疲れ様!」


「仕事…ないみたいだね。じゃあ行こうか!」


そう言って笑う雨宮さんは、目が笑ってなくて怖かった。


タイミング悪く職場の人と遭遇してしまい、逃げる口実をなくした私は仕方なく付いていくことにした。


一回行けば雨宮さんも誘ってこないだろう。


そう思って仕方なく雨宮さんの後ろを歩く。


「ここ!俺の行きつけなんだ!」


そう言って辿り着いたのは、高そうな佇まいのお洒落なバーだった。


「すごいですね」


入るのを躊躇うぐらい、入り口からすごい豪華な装飾を施されている。


雨宮さんは行きつけだからか、気にせずどんどん進んでいくので私も急いで後を追いかけた。

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作者名:チロル | 作成日時:2020年6月12日 12時

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