マッチングアプリ。【オリオンの刻印】 (ページ13)

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今日は待ちに待ったゆうまくんとのデート

髪の毛はストレートで下ろし、茶色のタイトめなニットワンピを下に着て、上に軽くベージュのコートを羽織った服装。

露出控えめだけど上着を脱いだらスタイルの良さが現れる感じ。

出るところは出てて、凹んでるところは凹んでいるといったような私のスタイル。

本当にめっちゃ頑張って努力して自分で手に入れた体型。

事故に遭った以来、さらに力を入れた自分磨き。

この日のために筋トレもマッサージもいつも以上に頑張った甲斐があったわ～

駅近くにあった鏡を見て、そう思った。

そしてゆうまくんが指定してくれた場所に行くと、ゆうまくんは既に立って待っていた。

「え…」

やばい、やっぱりめっちゃかっこいいんだけど…

近くで見るとなおさらすごい。

周りにいる男女はゆうまくんをちらっと見ている。

男性から見てもかっこいいよね、さすが

スマホの内カメで自分の顔を確認して、準備ばっちりなのを確信したところでゆうまくんに近づいて声を掛ける。

「あの、ゆうまくんですか…？」

すると携帯を触っていたゆうまくんは顔を上げてこっちを見た。

「…はじめまして、あゆみちゃんですか？

写真以上に本当に可愛いですね」

優しそうな顔でそう言った。

背が平均より高い私でも、ゆうまくんはすごい高くて見上げてしまう。

ゆうまくんは写真通りだし、ジャケットを羽織っていて清潔感のある服装だ。

自分に似合う服をしっかりと分かっている、すごい。

「いや可愛いなんてそんな…！ゆうまくんこそ写真以上にかっこいいです」

じっと見つめてそう言うと、少し顔を赤らめて視線を外された。

「いや、照れるな…ありがとう

じゃあ、カフェ行く？」

かわいい

「うん、いこっか」

少しお互いの腕がぶつかりながら、一緒にカフェを目指した。