＊prologue ページ1
今流行りのマッチングアプリ。
私はそれでいいね数、500を貰っている。
なかなかありえない数字。
けど、私は可愛いから男性からたくさんいいねがくる。
「え、やば、A！どうしてこんなにいいねされるの！？」
「Aちゃんリアルでもモテるのにアプリでもモテモテだね〜」
「…はじめまして、Aちゃんですか？」
「写真以上にめっちゃ可愛いです！」
「いやいいよ俺奢るから」
「このあとさ、まだ時間ある…？」
出会いがなかなかない今の時代、20代なんてほぼマッチングアプリを入れてる時代。
出会いがない、恋人がほしい、結婚相手を見つけたい、そうやって真剣な目的で使っている人がたくさんいるけど、
体目的、遊び目的で使ってる人もたくさんいるのが事実。
私は後者。遊び目的で使っている。
誰かと付き合って束縛されたり執着されるのも嫌だし、せっかくなら今の若いうちに色んな人と出会ってデートしたい。
色んな経験を積んでおいた方が、後々いいでしょ。
そう思いながら私はずっとマッチングアプリを使っていた。
けれど、
「こんなはずじゃなかった……」
そう思う日も度々訪れた。
「俺も遊びだったから、いいだろ」
「最初から期待すんなよ」
「俺は本気だったけど、そうじゃなかったんだね」
「外見だけ磨いてても、結局は中身なんだよ」
傷つくこともあった。
遊びで使っていても、本気になったこともあった。
男性に強気でいてものめり込んでしまったりもしたけど、その反面どきどきして楽しいこともあった。
けど、マッチングアプリで色んなことを経験して、たくさんのことに気づかされた。
これは、私がマッチングアプリを通して色々な経験を積んでいくお話。
＿＿＿＿＿＿prologue.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 16人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆーみやン | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/yuurakushiorisama/
作成日時：2023年8月1日 1時
