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一番早い便の新幹線で京都に到着し、
合流した補助監督から詳しい情報を車内で伝えられた




・内容は不明だが今回の任務には裏の作戦があること、

・知恵のある特級呪霊の呪術師に対しての警戒が強く
 低級の呪術師でさえ近づけば姿を現さなくなること、





先輩の天与呪縛を利用して呪霊を誘き出そうとしているのではないか
という補助監督の推察に夜蛾先生も同意している

当たりなら、やはり先輩が生きている可能性は高いらしい









「天与呪縛って…、香月先輩が?」


「そうだ。非術師家系の突然変異にしては高すぎる呪力と優れた術式を持つ代わりに、Aは呪力のある者にのみ感じる特有の匂いを発してしまう。京都の連中はそれを利用して、呪力を封じ込めたAを撒き餌にして特級呪霊を誘き出す気だ。」






傑の問いに”縛り”など気にもせず先輩の天与呪縛の説明をする先生
それほど緊急で危険な状況が迫っているということなのかもしれない

学生だろうが、一級呪術師だろうが、
目的のためなら平気で殺そうとする連中に怒りと不快感が増す






「呪霊も、呪術師も、呪いでさえ、あの匂いには惹き付けられる。夜になれば更に強まり、呪力の強い奴ほど理性を失いAに襲いかかる。お前たちも同じだ。もし我を忘れそうになったらアイツから離れろ。」







いつも先輩から流れてくる ”甘い匂い”
その正体は天与呪縛だった

呪力がない代わりに身体能力が底上げされたもの
またはその反対なら聞いたことがあるが、

強大な呪力の代わりに呪力を持つもの全てを惹き付ける匂いなんて
非術師の家に生まれたなら猶の事危険すぎる








「悟、傑。邪魔するやつには手加減はいらん。Aを見つけ出して奪還しろ。硝子は俺に付いてこい。」




「分かりました。」

「…っ、ああ。」







特級呪霊の巣である森に到着し、
車から飛び降り先輩を探しに走り出す


数名の呪術師の気配と微かに感じる先輩の匂い
呪力封じの縄で拘束されているのか呪力は感じない









「私の呪霊では先輩を見つけても襲いかねない。お前に付いていくよ。」


「……いま加減できないから。巻き込まれるなよ、傑。」








「ご忠告どうも。」


「全員、殺してやる。」

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(プロフ) - 凄い面白いです!休校中の楽しみですねもう。更新応援してます! (2020年4月13日 10時) (レス) id: b1b211da94 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年4月11日 13時

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