ボクちゃんの許嫁!?/コンフィデンスマンJP (ページ5)

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僕から...離れないでページ5

“Aside”

今日は、アメリカに、帰る
の。二度と日本には、戻ら
ないって決めた。彼とはも
う…逢わないって決めたの。

だって彼には...詐欺師の皆
さんがいるから。特に、ダ
ー子って言う女性のコトが、
好きなんだ。私のパパとママ
には、こう伝えるつもりだ。

A(彼は...不慮の事故で
亡くなったって言おう...。)

『・・・・・・・・』

A「よし...行こう。
さよなら日本...さよなら
...心から愛したダーリン。
違った...大天才詐欺師、
ボクちゃん...さようなら」

『コツコツ...』ヒールの音

“ボクちゃんside”

僕が、空港に、辿り着いた
時には、飛行機が、離陸し
た後だった。走り過ぎた僕
は、肩で...息をしていた。

『ハァハァハァ』息を切らす

ボクちゃん「くっ...そ。
ハァ...ハァ...ハァ(汗をかく」

『どさっ』膝から崩れる

ボクちゃん「ハァハァハァ
うっ...あぁ...うぁぁぁ(涙」

『・・・・・・・・・』

『ぐぐぐっ』拳を握る

膝から崩れて僕は、正座を
するみたいに、座り声にな
らない声で、と言うか呻き
声みたいな声で泣いたんだ。

しばらくの間、泣きまくり
鼻を綴りながらアジトがあ
るホテルに、戻ったんだ。
みんなに、心配されたけど
なにも喋らないで、鞄に、
荷物を、纏めて部屋を、後
にした。今度こそ詐欺師を
辞めてやるって誓ったんだ