プラネタリウム~君と見た流星群~ (ページ7)

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~翔くん~ ページ7

僕が泣いてると後ろから声がした

「何時までも泣いてんじゃねぇよ」

声のした方に咄嗟に振り向くと

「しょうくんっ...泣」

僕の大好きな翔くんが立っていた

「ちょっと、翔くんどーしたの??」

先生が驚いて翔くんに声をかけた

「潤が泣いてたから、来てやったんだよ」

と翔くんが言うと先生が

「そう、んじゃ、部屋に戻ろ??」

と僕たちに部屋に戻ると促そうとするけど翔くんは

「後は、俺が見とくから、先生、もう、善いぜ」

と言った

「そう、んじゃ、潤くんの事、お願いね??」

先生はそういって、僕の病室に戻っていった

今の聴かれちゃったかな...

と僕は、そんなことを思いながら翔くんに思いきって聴いてみた

「しょうくん、いまの、きこえ...」

と僕が、いいかけた瞬間

「お前さなんで、お母さん嫌いなわけ??」

翔くんに先を言われてしまった僕は

「だって、ぼくのおかあさん、うそつきだから...」

と言ったら、翔くんは

「ふーん、でも、お前のお母さん、善く見舞いに来てくれたじゃん」

と言った

「ぼくなんかいらないんだよ...ぼくがうまれてからも、ぼくのびょうきがわかってからも、いちどもおみまいにきてくれなかったんだよ...??ふつうのおかあさんなら、こどもがうまれてから、よろこぶし、びょうきだって、しってるなら、おみまいにきてくれるのに...ぼくのおかあさんは、ふつうのおかあさんじゃないんだよ...」

と僕は、翔くんに、先生とお話ししてたことを全部打ち明けた

それを聴いた翔くんは、少しうつむいて、こういった

「俺な...親父なんていらないと思った」

僕はその言葉を聴いた瞬間に言葉を失った

「なんで...??おとうさん、いらないの...??」

と僕が言うと

「嗚呼...実は俺は親父から虐待を受けていたんだ...」

と翔くんが、涙を浮かべながらそういった

「そのおはなし、きかせてもらってもよい...??」

と僕が言うと

「嗚呼、善いぜ、少し長くなるけど...」

と翔くんが言った

こうして、翔くんがお父さんの事を話し出した