プラネタリウム~君と見た流星群~ (ページ4)

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~母親~ ページ4

僕は、そのあとどのくらい眠ったのだろう

「...くん、潤くん」

と先生の掛け声に目が覚めた

「せんせぇ...??」

僕は、先生たちを見た

だけど、次の瞬間先生の一言で言葉を失った

「潤くん、おかあさんが来てくれたよ」

え...??

「おかあ...さん...??」

僕が一番会いたくなかった人は、僕の母親だった

そんな母親は、僕の、ベッドのそばにより僕の手を握り

「潤...ずっと来れなくてごめんね...??」

と涙目で、僕にいった

僕は、毛布をかぶり黙っていた

「潤...」

母親は、毛布をかぶり黙り混む僕を心配そうに見つめていた

僕の母親は、僕が産まれて病気をしたあとに一度も見舞いに来てくれなかった

そのせいか僕は、母親のことを、恨むような日々を送っていた

母親は、僕が生まれつき病気になってるって聞くと毎日泣いていた

そして、僕が、三歳の時に一時退院をしたときのこと

「おちっこ...」

僕がトイレへ行こうとすると隣の部屋から僕の母親と父親が僕の事で喧嘩をしていた

「貴方は、何時も仕事仕事ばっかり!!潤の事なんかちっとも見てくれないじゃない!!!!!」

「お前だって、何が有れば、友達と遊びにいくって言って潤の事を見てねぇからだろ!!!!!???」

「私は、ちゃんと見てるじゃない!!!!!」

「嘘つけ!!!!!お前、潤が産まれたときも、一度も見舞いに来てくれなかったじゃねぇか!!!!!」

と、こんな喧嘩を毎日していた

「ママ...泣」

僕が、おしっこを我慢しているのを、見計らって母親に声をかけてみた

すると母親は僕の声に気づき

「潤...」

と言って僕の方へ駆け寄った

「どーちたの...??」

と、僕が言うと、母親は僕を抱きしめ

「ううん、何でもないよ...ママとパパ、ちょっと仕事でイライラしてるから喧嘩になってるだけ」

と言った

母親は、“仕事でイライラしてるから”なんて言うけど、僕は、僕の病気の事で喧嘩してるから、気づいてあげったかったけど気づかないふりをしていた

「ほら、トイレ、行こ??」

と母親は僕をトイレへ連れていった

そんな母親が見舞いに来てくれるとは思わなかった

母親は僕が布団をかぶり黙っている僕を見つめたままだった

その時、母親は僕にとんでもない事を言い出した

「潤の誕生日のとき覚えてる??ママ、一度だけ来たことがあったのよ」

僕はそれを聞いた瞬間頭が真っ白になった