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誰か私を叱って。
そうすれば、この壊れた感情の針が。
みんなと一緒になるんじゃないかって。
一歩後ろにいる自分が、私に語りかけてくる。
「最近元気じゃん。なんか」
お弁当を食べているももちゃんが笑顔で私にそう言って。
「そお？」なんて、返す。
「おいA、文化祭の細記表早く提出して」
「あ、やばーい！」
笑って私のおでこを叩いた翔ちゃんを見て、
相葉ちゃんが「コラー！女の子叩いちゃダメ！」なんて怒る。
「どう？」
「うん。美味しい。いいと思う」
「よかったー！」
愛佳さんたちのレストランの新メニューの試作品を食べて。
愛佳さんとおじさんのやりとりに、思い切り笑う。
私の世界は。
壊れた感情の針を奥底にしまえば。
ぐるぐる、陽気に回る。
「あーあ、肌寒くなっちゃったね。すっかり」
「ねー」
文化祭の前日。
相葉ちゃんが暗くなった窓の外を見て言って。
「相葉ちゃんのその服じゃあ説得力ないけどね」
「それ。私も思った」
「えっ！？なんで？！」
「だって半袖じゃん」
翔ちゃんと私はYシャツなのに。
相葉ちゃんだけ体育着を着ていて。
それをいじって。
笑って。
私の生活が、戻って来た。
そんな気すらする。
そして、家に帰ったら眠りに落ちてしまえば。
私なんかいなくても、世界は回る。
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ネズム(プロフ) - 鮎さん» はじめまして！初コメです！嬉しいです！ありがとうございます！そして何より、拙い文章ながら試行錯誤してかいておりましたので、鮎さんがこれを読んでいろいろ思っていただけただけで、大満足でございます。これからもよかったら時々顔を出して読んでいってください！ (2017年11月6日 22時) (
レス) id: ea39950ee4 (このIDを非表示/違反報告)
鮎 - はじめまして。このお話を読んで泣いてしまいました、私も最近恋を諦めたばかりで心で何度も唱えてることや行動などが夢主ちゃんと全く同じで共感してしまいました。文章力もあってとても話に入りやすかったです。作者様のペースで更新頑張ってください！ (2017年11月5日 0時) (レス) id: 9575d97aba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネズム | 作成日時：2017年11月4日 12時
