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315 急遽 ページ27

一通りの話を終えて、俺達2人はあの荷物置き場の様な部屋から出る、相変わらず諸伏警部は魂が抜けた様な顔をしている。


傍から見たら其処まで分からないくらいの表情の変化だが、彼の顔や表情の変化に見慣れた俺には何となく分かってしまった。


巴さんは勿論目を覚ましていない、が、俺達は病室へと足を運んでいた。


「あれ、コナン君?」


突如、背後から声を掛けられる、聞き慣れた声だったので其処まで警戒はしていないが、何故彼が長野に居るのだろうか。


「……萩原刑事?


何で此処に居るの?」


「何でって、お見舞い兼事情聴取だけど」


そっちは如何したのかな、と何時もより明らかに低いテンションで聞いてくる萩原刑事に、知り合いのお姉さんのお見舞い、と答えた。


「お知り合いですか?」


「うん、萩原刑事だよ!


萩原刑事、こっちが諸伏警部!!」


「初めまして」


「初めまして、諸伏さん……?


すみません、弟さんっていらっしゃいますか?」


「おや、景光とお知り合いですか?」


「同期です」


へぇ、諸伏警部って弟さん居るんだ、同期ってことは彼も警察の人なんだろうと1人で納得しておいた。


「成程、てことは貴方が高明さんですか」


「如何にも」


彼は観察する様に諸伏警部を見ていた、今も尚目を見詰めている。


「萩原刑事、知ってるの?」


「入院してる子がお世話になってたって聞いて」


其処で全てが繋がった気がした、じゃあ、此処に来たのは、巴さんが此処に搬送されたから?


「……もしかして、巴さん?」

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久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - さちさん» さち様いつもありがとうございます!出会っちゃいましたね、2人……。そう言って頂けるとこちらも励みになります、改めてありがとうございました!! (2019年10月5日 21時) (レス) id: 9224d831df (このIDを非表示/違反報告)
さち - 何度も読みに来ちゃいます。おもしろいです。ヒロとゼロの邂逅。続きが楽しみです。よろしくお願いします。 (2019年10月4日 19時) (レス) id: 5f335610e5 (このIDを非表示/違反報告)
久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - さちさん» さち様いつもありがとうございます!出ましたね高明さん(笑)これからも頑張って参りますのでよろしくお願いします!! (2019年9月10日 17時) (レス) id: 9224d831df (このIDを非表示/違反報告)
さち - おもしろいです。高明さん出てきましたね。続きが楽しみでしかたないです。よろしくお願いします。 (2019年9月10日 12時) (レス) id: a4eca54f61 (このIDを非表示/違反報告)
久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - 水城紗綾さん» 水城様!いつもありがとうございます!はい、更新頑張らせて頂きますので、是非とも今後も楽しみにして頂ければと思います!改めて閲覧及びコメントありがとうございました! (2019年9月8日 19時) (レス) id: c1dc633bc5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:久坂朧@三色団子と朧は神 | 作成日時:2019年9月6日 18時

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