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247 目玉 ページ7

side萩原


久し振りに帰って来てくれた巴ちゃんに癒されながら、最近では少し住み着いていた彼女の広い家に何時も通り上がり込む。


松田は少し戸惑っていたが、大丈夫と言って上がり込ませた、あの部屋さえ入れなければ大丈夫だろう。


彼女から決して入るなと言われた部屋、最奥に2つの金目が置かれた部屋。


それは2階の隅っこ、物置部屋となっていた空き部屋なのだが、男物の衣服と目玉が、供えられる様に仏壇の横にぽつんと置かれてあった。


最初、俺は父親の遺品かと思ったが、彼女の金目は突然変異だと聞かされていたので、それが本当ならこれは他の人間の物だ。


じゃあ誰の物なのか、聞いてみると諸伏は知っているらしかったが、歯切れが悪い回答しか回ってこなかった、教えてくれと頼み込んでも教えてくれなかった。


そのうち教えるから、と話を逸らされたあの日、これはあの手紙の、彼女の“正体”に関係しているんじゃないかと疑うようになった。


「萩さん、其処の食器持ってきて貰えますか?」


勿論無理に暴こうとは思わないし、知ってしまっても、それで巴ちゃんが幸せに暮らせないのなら俺は一生、それこそ墓場まで持っていく心算だ。


「巴ちゃん、敬語」


「…………食器、持ってきてくれん?」


「おう、分かった」


と、此処で俺は異変に気付いた。


「……巴ちゃんってさ、生まれって何処?」


「……生まれも育ちも米花町」


偶に長野、と彼女は瞳をコロコロと下に転がしながら答えた、俺は可愛いなと思いつつ、残念にも思った。


その仕草は、不安がる時や嘘を吐く時の、彼女特有の仕草だった。

248 方言→←246 到着



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久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - 水城紗綾さん» わざわざありがとうございます!そうですね、この後また団子を食べている描写があるので十二分よりかは十分とかの方が良いかもです、本当にありがとうございます! (2019年8月30日 22時) (レス) id: c1dc633bc5 (このIDを非表示/違反報告)
水城紗綾 - 度々すみません!「267 団子」の一行目の《十分》が《十二分》になってます。間違い……なのかな?と思ってコメントさせてもらいました。更新お疲れ様です! (2019年8月29日 9時) (レス) id: fd3bd08589 (このIDを非表示/違反報告)
久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - 水城紗綾さん» 閲覧及びコメントありがとうございます!ありがとうございます、本当に内容はそんなに進んでないんですけどね(笑)とても励みになります、頑張りますので是非ともよろしくお願いします!! (2019年8月28日 15時) (レス) id: 9224d831df (このIDを非表示/違反報告)
水城紗綾 - 更新お疲れ様です。もうなんか、更新速度が速すぎて……。本当に尊敬します。内容も面白いですし。これからも頑張ってくださいね。*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・* (2019年8月28日 12時) (レス) id: fd3bd08589 (このIDを非表示/違反報告)
久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - さちさん» 閲覧及びコメント毎度ありがとうございます!!本当に励みになります、度々ありがとうございます!!頑張ろうと思いますので、是非とも宜しくお願いします!! (2019年8月23日 21時) (レス) id: 9224d831df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:久坂朧@三色団子と朧は神 | 作成日時:2019年8月15日 23時

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