282 午後 ページ43
「意外だって思った？」
そう聞くと、彼は少し首を掲げる、私の答えに納得が行っていないようだ。
「確かに大人っぽいけど……背がちょっと低い」
「……少し気にしてるのに」
これでも前世より5cmもアップしたのだ、今何cmかって、160。
「ご、ごめん。
てっきり高校生かと思ったんだけど、それにしては大人びてるから……」
必死に弁解しようとしてる彼に思わず小さく噴き出す、彼は呆然としていたが、私は失礼、と一言。
「いや、まああながち間違ってないしね」
「？」
「15だよ、私」
「……え？」
マジトーンと真顔で返す彼に思わず苦笑する、多分私が彼よりも年下だということに驚愕しているのだろう。
「お姉さん、それ」
「嘘じゃないから、そんな目で見ないでよ。
アメリカで大学卒業してきたんだ」
「へぇ、アメリカ…………」
探る様な目で見てくる、私は君本当に小学生、と聞くと彼は慌ててあはは、と引き攣りながら笑っていた。
本当に誤魔化すの下手くそだな、私より酷いぞこれは。
私は出されたタルトを1口、口に入れると、ベリーの濃厚な風味が広がる、今度木の実使ってタルト作ってみようかな、柑橘系もいいな。
「美味しそうに食べるね」
「美味しいからね」
食べるかと聞くと、僕お金持ってないからと遠慮された。
私が生きていたら妹もこんな感じなのだろうか、いや、妹はもっと欲望に忠実だからな。
「梓さん、少年に同じの」
「いいの？」
「少年にケーキ1つも奢れない程金欠じゃあないって」
「やったあ！！」
わざとらしく喜ぶ彼に笑う、私は彼との少し早いアフターヌーンティーを引き続き楽しんだ。
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久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - 水城紗綾さん» わざわざありがとうございます！そうですね、この後また団子を食べている描写があるので十二分よりかは十分とかの方が良いかもです、本当にありがとうございます！ (2019年8月30日 22時) (
レス) id: c1dc633bc5 (このIDを非表示/違反報告)
水城紗綾 - 度々すみません！「267 団子」の一行目の《十分》が《十二分》になってます。間違い……なのかな？と思ってコメントさせてもらいました。更新お疲れ様です！ (2019年8月29日 9時) (レス) id: fd3bd08589 (このIDを非表示/違反報告)
久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - 水城紗綾さん» 閲覧及びコメントありがとうございます！ありがとうございます、本当に内容はそんなに進んでないんですけどね（笑）とても励みになります、頑張りますので是非ともよろしくお願いします！！ (2019年8月28日 15時) (レス) id: 9224d831df (このIDを非表示/違反報告)
水城紗綾 - 更新お疲れ様です。もうなんか、更新速度が速すぎて……。本当に尊敬します。内容も面白いですし。これからも頑張ってくださいね。*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･'(*ﾟ▽ﾟ*)'･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･* (2019年8月28日 12時) (レス) id: fd3bd08589 (このIDを非表示/違反報告)
久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - さちさん» 閲覧及びコメント毎度ありがとうございます！！本当に励みになります、度々ありがとうございます！！頑張ろうと思いますので、是非とも宜しくお願いします！！ (2019年8月23日 21時) (レス) id: 9224d831df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：久坂朧@三色団子と朧は神 | 作成日時：2019年8月15日 23時
