254 寝起 ページ14
「あ、巴ちゃんに聞いてみたら案外事件解決するかもね」
俺は彼女が情報屋をしていたことを思い出す、意外とヒントとか教えてくれたりして。
「…………それは合法か?」
「ぎり」
「おい」
制する松田を他所目に、俺は慣れた手つきで彼女の電話に着信を掛け、スピーカーホンにした。
中々繋がらないことに伊達が心配したが、じっと待ってみると何とか繋がった。
「もしもーし、もしかして起こしちゃった?」
『その真逆…………くぁぁ、ふ、眠い……未だ朝なのに』
「もうお昼だよ。
ごめんごめん、巴ちゃんに聞きたいことがあってさー」
何でしょう、と聞き返してくる彼女の声と共にパソコンのキーボードを叩く音が聞こえる。
「眞島伸之って知ってる、シロサギの」
『嗚呼、こっちではまあまあ有名』
真逆捜査一課は彼のことを調べてるんじゃないでしょうね、と言い出す彼女に正解と告げると、彼女は大きな溜息を吐いた。
「何、もしかして面倒な案件だった?」
『面倒と言えば面倒』
「詳しく教えてくれる?」
『報酬』
そう言った彼女に伊達が冷や汗を掻いていたが、俺は笑って、この前ネットで見ていたホッキョクグマの特大縫いぐるみと言うと、電話の向こうは無言になった。
『……よろしい』
伊達を見ると必死に笑いを堪えていた、如何やらツボったらしい。
『1回しか言いませんよ、ちゃんと覚えてて』
245人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - 水城紗綾さん» わざわざありがとうございます!そうですね、この後また団子を食べている描写があるので十二分よりかは十分とかの方が良いかもです、本当にありがとうございます! (2019年8月30日 22時) (レス) id: c1dc633bc5 (このIDを非表示/違反報告)
水城紗綾 - 度々すみません!「267 団子」の一行目の《十分》が《十二分》になってます。間違い……なのかな?と思ってコメントさせてもらいました。更新お疲れ様です! (2019年8月29日 9時) (レス) id: fd3bd08589 (このIDを非表示/違反報告)
久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - 水城紗綾さん» 閲覧及びコメントありがとうございます!ありがとうございます、本当に内容はそんなに進んでないんですけどね(笑)とても励みになります、頑張りますので是非ともよろしくお願いします!! (2019年8月28日 15時) (レス) id: 9224d831df (このIDを非表示/違反報告)
水城紗綾 - 更新お疲れ様です。もうなんか、更新速度が速すぎて……。本当に尊敬します。内容も面白いですし。これからも頑張ってくださいね。*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・* (2019年8月28日 12時) (レス) id: fd3bd08589 (このIDを非表示/違反報告)
久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - さちさん» 閲覧及びコメント毎度ありがとうございます!!本当に励みになります、度々ありがとうございます!!頑張ろうと思いますので、是非とも宜しくお願いします!! (2019年8月23日 21時) (レス) id: 9224d831df (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:久坂朧@三色団子と朧は神 | 作成日時:2019年8月15日 23時