音を乗せる 【名探偵コナン】

160 帰還 ページ17

『Sugar！応答してッ！』


「応答してます、ベルさん」


『貴方無事なの！？』


「ええ、ガッツリ戦闘に入りましたけど無事ですよ。


今胡蝶を気絶させた所です」


『良かった……会場の人間は逃げたわ、出ていないのは死んだ標的と貴方とそいつだけよ』


「分かった、今から出ます」


『早く出てきて頂戴』


と、私は此処で無線機を取った。


私は素早く長官に連絡だけ居れる。


「こちらシュレーディンガー」


『………………巴ちゃんかな』


「ラストの胡蝶、○○コーポレーションとの関与を発見」


『……それは本当かな』


「私は今まで貴方達を裏切ったことはありませんよ」


『それもそうだ、で、頭は何処にいる』


「今会場が燃やされています、地下までにはいかないでしょうから、奥のコンピュータルームに置いておきます。


そのかわり、私にラストのアジトを下さい」


『それは今君が、ロブロイとして行動していることに関係あるんだよね？』


「無理を承知でお願いしています」


『いいよ、頭だけでも十分だ』


「ありがとうございます、手に入れた情報は流しますので」


『分かった』


部屋から出ると、気絶したまま動かない胡蝶は未だ息を持っており、私は彼の身ぐるみを剥ぎ取ってからコンピュータルームに閉じ込めて1階への階段を登った。


裏口から出ると、発見された私はそれはもうベルさんに心配された。


2階と地下のコンピュータルームのデータを写したメモリを確認したが、私の持っている情報が殆どだったので、ラストのアジトの情報と一緒に渡すと、満足そうに笑った。

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