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「まあ私の家に上がり込む時点で彼を守るのは私なんですがね」
守られる所の話ではない、と言うと彼は苦笑した。
まあ、一応彼には、指輪を見つけてくれた恩がある、どちらにせよ私は彼を蔑ろに扱う訳には行かないのだ。
「すまんな、萩原が」
「……まあ、少なからず楽しいので」
「それなら俺も嬉しいよ」
「でも彼に危険が及ぶのは話が別です、…………私だって彼が死んだら悲しい」
「……努力する」
「というかその例の似顔絵が気になってしょうがないのですが」
「あ、見る?」
いやあるのかよ、突っ込みながら彼が携帯を見せてくる。
この時、私は萩さんに画力が無いことを知ってしまった。
「うわぁ、……」
と、此処で連絡が入る、内容は30秒後、会場の電気を数分間落とすので、2階、3階と地下にあるコンピュータルームに侵入し、データをコピーしろということである。
「30秒後」
「…………了解」
「私の予想では2階と地下に見張りが多くいます、スコッチは3階を」
「は?」
2階と地下は自分が引き受ける、と言うと彼は渋々、肯定の意を見せた。
「10秒前」
私はドレスで隠れている太腿に手を当てる、投擲ナイフと短刀型の木刀の感覚があった。
「5秒前」
投擲ナイフ2つを取り出し、気配を消す。
「3、2、1」
「「0」」
暗転した瞬間、私達は会場を一気に駆け抜けた。
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水城紗綾 - 久坂朧@三色団子と朧は神さん» うぁぁ。ありがとうございます!頑張ります! (2019年8月10日 18時) (レス) id: fd3bd08589 (このIDを非表示/違反報告)
久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - 水城紗綾さん» いえ、何か見た覚えのあるニックネームの方の名前だなー、と思って、探したら直前まで読んでた作品の筆者様だったのでつい……(笑)こちらこそ読んで頂いて嬉しいです、ありがとうございます!楽しみに更新待ってますのでそちらも頑張って下さいね! (2019年8月10日 0時) (レス) id: c1dc633bc5 (このIDを非表示/違反報告)
水城紗綾 - え!知ってるんですか!?え(困惑)………ッッ!!ありがとうございます!ログインもしていない私の作品を!知ってくださっているとは! (2019年8月9日 22時) (レス) id: fd3bd08589 (このIDを非表示/違反報告)
久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - 水城紗綾さん» 閲覧及びコメントありがとうございます!そう言って貰えるととても嬉しいです!もしかしてkzの方で夢小説書かれてますか?そちらの方も楽しみに待ってます、更新待ってます!!改めて、ありがとうございました! (2019年8月8日 19時) (レス) id: 9224d831df (このIDを非表示/違反報告)
水城紗綾 - 右のお星様を押したいのに2回目だから押せないぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃーーーーーーー!!! (2019年8月8日 19時) (レス) id: fd3bd08589 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:久坂朧@三色団子と朧は神 | 作成日時:2019年8月3日 17時