音を乗せる 【名探偵コナン】

158 本命 ページ15

周りにいた雑魚を軽く気絶させてから、恐らくリーダー格である人間と対峙した。


この人は恐らく、夏休み中に行った居合斬りの道場の師範代以上に強い、私には少し劣るだろうが。


「……驚いたな、子供か」


「本命だね、どちらさん」


「ラストの胡蝶」


「…………指名手配されてたね、貴方」


ラスト、国際犯罪組織の1つだと思えばいい、胡蝶はそのリーダー格だ、マシンガンの使い手だ、それも盲目。


如何しようか、此奴は警察庁の前にでも置いて長官に逮捕して貰おうかな。


そう思いつつ、彼の捕縛方法を考える。


「戦いに考え事とはいかんな」


「それでも私は貴方に勝てる余裕があるの」


「そうか、老いぼれだからって舐められたもんだ」


「単に私の戦闘力が貴方より上だっていう話」


それだけ言うと私はSPを戦闘不能にさせてから彼に向かって駆けた、彼の首元にナイフを当てようとするが、ご自慢の銃で防がれる、私は離れて刃こぼれしてしまった2つのナイフを投げ付けると彼は2つとも跳ね返した。


私は武器をナイフから木刀に変える、二刀流は私の得意武器だ。


「お嬢さん、投擲ナイフにしてはよく研がれているな」


「褒めてるの」


「嗚呼、そんな奴と戦えて幸せだよ、クソガキ」


「さっさと斃れよ、クソジジイ」

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