135 露見 ページ41
「え、や、」
「取ってもいいよね」
「ひぇッ」
怖い怖い怖い怖い、此処まで成人男性が怖いと思ったことは前世でしかなかったぞ、今世になってやっと治ったと思ったのに、頼む見逃してくれ。
咄嗟にドスの効いた声で話して来るので嫌でも反応してしまう、やばい、かっこいいけどまじで怖い、比率で言ったら1:9で怖い、いや殆ど怖いんじゃねぇーか。
ギュッと目を瞑る、コンビニの光がやけに眩しく、目が開けられずにいた。
暫く経って、私はやっと光に慣れ始めたのか、目を開け始めると、彼の整った顔が私の前に現れる、つーか近っ。
彼は私の開き始めた右目の色に驚いたのだろう、目を見開いており、私はそのまま左目も開けようとした、目の前の色彩が違う。
左目を閉じ直す、やばいコンタクトズレた。←
「…………今、」
「………………」
「それ、コンタクト?」
「いや、その」
「コンタクトだよね?」
言い逃れは出来なかった。
「…………はい」
「本当は何色なの?」
「く、黒に決まってるじゃないですか」
「おかしいなーお嬢ちゃんカラコン紫だったよね」
「……それが如何したんですか」
思わず1歩後ずさる、彼はそんな私の腕をガシッと掴み、引き寄せた。
「三原色、紫混ぜて茶色になるのは琥珀みたいな黄色なんだよ。
ねぇ?」
「…………」
やばい、詰んだ。
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久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - 氷狐さん» 閲覧及びコメントありがとうございます!そうですよ!本来主人公は軽くオタってる設定なので、是非SCPも知って頂けたらなと思い出させて頂きました!気づいて頂けて嬉しいです、本当にありがとうございました! (2019年8月4日 9時) (レス) id: 9224d831df (このIDを非表示/違反報告)
久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - さちさん» 閲覧及びコメントありがとうございます!更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします! (2019年8月4日 9時) (レス) id: 9224d831df (このIDを非表示/違反報告)
氷狐 - 途切れてしまいすみません!「先の無い扉」ですか?とても感動しました! (2019年8月4日 3時) (レス) id: 43c698ce3f (このIDを非表示/違反報告)
氷狐 - すみません!100 希望 のときの『幸運を。死に行く者より、敬礼を』ってSCPのSCPー1983 (2019年8月4日 2時) (レス) id: 43c698ce3f (このIDを非表示/違反報告)
さち - すごくおもしろいです。続きが早く読みたいです。よろしくお願いします。 (2019年8月4日 1時) (レス) id: 8b5b932439 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:久坂朧@三色団子と朧は神 | 作成日時:2019年7月28日 22時