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121 射撃 ページ27

「父さんが居て初めて私だから」


「そうね、じゃああの的全部撃ってみて」


「はーい」


私は勿論射撃が出来ない、出来るのは補正のお陰である、萩原氏を助けた時のね。


後付け加えるなら、私のこの金色の目はとても視力がいい、遠距離であっても弾が当たりさえする距離なら何処までも撃てるのだ。


まあそれからはもう構えて撃つだけ、パァンっと乾いた音が5発分、全てど真ん中に命中した。


「……OK,次はあの動く的」


「全部?」


「勿論」


全部で10枚ある的がテンポよく真ん中に穴を開けていく、開け終わったらベルさんはとおっても褒めてくれた。


「上手じゃない!」


「えへへ」


後ろで口を開けて呆然と私を見ている彼等はもう放っておこう。


「遠距離射撃は出来るの?」


「……あー。


私長距離は弓矢だから……」


勿論事実である、サイズがあった物さえ見繕えば前世の記憶とその他諸々活かして当てることは出来る。


が、ライフルに関しては使い方が分からない。


「……使い方分からないのね」


「うん…………」


ほら、私基本近接型だから。


「んー、このままでも十分だけど……でもSugarにライと組ませたくないし……」


「おい」


開口一番に放たれた言葉はこれだった。


「……酷い言われ様」


「だってスコッチに預けるのでさえ私反感あるのに」


後ろで固まっていたスコッチにグサリと矢が突き刺さった。


「え」


「何で、見るからに真面そうなのに」


「真面……」


「だって私、貴方を手元に置く為に組織に入れたのに、これじゃあ更に危険じゃない」


ベルさんはとても過保護だったのだ、私はとても嬉しかったが、もっと自分を大切にして欲しいな、と思った日であった。

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久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - 氷狐さん» 閲覧及びコメントありがとうございます!そうですよ!本来主人公は軽くオタってる設定なので、是非SCPも知って頂けたらなと思い出させて頂きました!気づいて頂けて嬉しいです、本当にありがとうございました! (2019年8月4日 9時) (レス) id: 9224d831df (このIDを非表示/違反報告)
久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - さちさん» 閲覧及びコメントありがとうございます!更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします! (2019年8月4日 9時) (レス) id: 9224d831df (このIDを非表示/違反報告)
氷狐 - 途切れてしまいすみません!「先の無い扉」ですか?とても感動しました! (2019年8月4日 3時) (レス) id: 43c698ce3f (このIDを非表示/違反報告)
氷狐 - すみません!100 希望 のときの『幸運を。死に行く者より、敬礼を』ってSCPのSCPー1983 (2019年8月4日 2時) (レス) id: 43c698ce3f (このIDを非表示/違反報告)
さち - すごくおもしろいです。続きが早く読みたいです。よろしくお願いします。 (2019年8月4日 1時) (レス) id: 8b5b932439 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:久坂朧@三色団子と朧は神 | 作成日時:2019年7月28日 22時

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