空を駆ける 【名探偵コナン】

116 義賊 ページ22

あれから更に3ヶ月が経って、鳥山さんと何時もの様に筋トレしてたら彼、メガシ○カ後の姿になってました。


試しに広い場所で頑張って速度測ったら通常時の速度時速200キロっすよ、私風圧で飛ばされそう。


んで、今日ついに、組織の人達と顔合わせすることになるんですよ、やばい。


「Sugar,今日から貴方のコードネームはロブロイよ」


「ロブロイ……スコットランドの義賊、でしたっけ。


っていうか私組織に入って間もないのにいいんですか、コードネームなんか付けちゃって」


「ええ、大丈夫よ、それに私はsugarって呼ぶわ、正直こっちの方が気に入ってるから。


それより貴方にピッタリじゃないかしら」


私貴方のこと本当に気に入ってるの、と続ける辺り本当にハニトラされてるわ、と嬉しくなる。


ベルさんの、ハニトラ、幸せ。


「因みに選んだ理由3つくらいあるんだけど、知りたい？」


「そりゃあ、まあ」


「1つは、貴方の目の色よ」


「……真逆」


「分からないとでも思った？


貴方そっちの方が綺麗なのに」


勿体無い、と肩を竦めた。


「仕方ないでしょう、こっちの私は死んだんだから」


私のこの世界での正体については、もう言ってある、お気に入りされた時点でこの人なら安全だと言うことが分かるからだ。


だが目のことは言っていなかった、もしかすると前世に関係するかもしれないので、伏せておいた方が賢明だろうという判断である。


「如何せフード被るんだから分からないわよ」


「ベルさん分かるじゃないですか、それより、もう2つは？」


「私が入ってるカクテルにしたかったっていうのが1つね」


「可愛いかよ」


突っ込むと、嬉しそうに笑う、私は彼女の自然な笑顔がとても好きだ。


もう1つは何かと聞くと、


「ふふ、後でわかるわ」


と返された。

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