境を跨ぐ 【名探偵コナン】

4 転生 ページ6

と、言うのが前世の記憶(+α)らしい。


というか要らんことまでもをとても鮮明に記憶している私はまた世界へ産み落とされた、今度は犯罪都市に。


戸惑うのもこればかりは仕方ないと思う。


「うー」


ベビーベッドのある部屋で一人虚しく喋りながら考える。


因みに、赤子からの始まりらしいので、口が思う様に動かないのも仕方ないと思う。


「……あー」


余談だが、コナンの漫画とアニメはどちらもしっかり読んできました、萩原さんの声って辰馬なのね((


「巴ちゃん可愛い！」


「俺らの娘だからね」


ひょっこりと現れた二人の男女、紹介します、今世の親です。


素晴らしいくらい優しいです、しかもこんな美しい美男美女カップルなんだもん、目の保養には持ってこい、本当毎日がエブリデイ。←


ただこれ、何と言うかうちの家族の職業がとんでもない。


とんでもない。(大事だから二回言った。)


取り敢えずうちの家系をちょっと想像してみると、これ。





・故 曾祖父(外交官)


・故 曾祖母(村長)



・祖母(市長)


・故 祖父(CIA)



・母(元会社員)


・父(警察・所属不明)



・私(前世の記憶持ち)





大分規格外なのである。


どうやらこの父の家系は、『人の役立つ事に全力を注ぎ、人を守る為に命を使いなさい』という家訓があるらしい、最早凄い通り越して怖い、怖過ぎる。


しかし人の為に働くと言うのは素晴らしいことなのだという事はこれで嫌な程分かってしまったので、前の世界がどれだけ平和だったかと言うのが身に染みて分かった気がした。


……警察には絶対ならないでおこう。

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