また、アシタ (3)

▽ ページ17

『これすごい美味しいです』


母ちゃんの飯を褒めまくるA

Aの料理も美味いけど

母ちゃんのも絶品なんだよ


母「作り方教えてあげる」

『いいんですか！是非！』


愛想よくて優しいAのこと

母ちゃんも親父も気に入ってくれたみたいで


親父なんかすごい喋ってる(笑)

姉ちゃんは海人が可愛くて仕方ないらしくて

さっきからずっと遊んでるし


自由かよ(笑)


姉ちゃんと颯が海人と遊んでて

俺とAと両親の4人になった


父「いたらない息子だけどよろしくね」

『いやいやそんな。

いつも夢に向かってまっすぐで、

本当に亜嵐には助けてもらってばっかりで』


父「お前ほんとに大事にしろよ。こんないい嫁さんもらえたんだからな。」

亜嵐「分かってるよ」

母「式はあげるの？」

『具体的にはまだ決まってないんですけど、いつかはって感じですね』

母「楽しみだわ〜」


小さい頃の俺の話とか

親父と母ちゃんの出会いだとか

そんな話で盛り上がったとこで

俺らは帰ることに


亜嵐「じゃあ俺ら行くわ。また来る」

『お邪魔しました。ご馳走様でした！』

母「またいつでもいらっしゃい〜海人と2人で来てもいいのよ」

『また来ますね』

亜嵐「颯またな〜ちゃんと学校行けよ」

颯「行ってるよ(笑)」

ラブリ「私は明日帰ろっと。じゃね2人とも。海人〜またね♡」


すっかり姉ちゃんに懐いた海人は

よちよち歩きで姉ちゃんに手を振る


亜嵐「それじゃ」


無事にお互いの家に挨拶も行ったってことで

肩の荷がおりたかんじ


次は事務所に挨拶だ

これでみんなにやっと、子供のこと話せる


新幹線で東京に帰るあいだ

隣に眠るAとその膝で座る海人が愛しくて

そっと手を繋いで俺も眠りについた

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