また、アシタ (3)

▽ ページ5

side：A


真由にLINEを入れて

荷物を持って海人と家を出た


海人が乗るベビーカーを押しながら向かうのは

真由と待ち合わせたいつものカフェ


私が着くときにはすでに真由が座ってた


『お待たせ』

真由「A！」

『おかげさまで』

真由「ほんとに？？ほんとに！？？？！？」

『うん』

真由「よかったぁーーーーー！！！亮介さん、すごいなあやっぱりかっこいいわ、」

『え？なんで知ってんの』

真由「まかせてって言われたの。Aを引き止めようとしたとき、俺にまかせてって。私がAだったら絶対亮介さんと付き合うけどなあ、、」

『あんたはどっちの味方なの(笑)』

真由「でもAと亜嵐くんには一緒にいてほしいの！」

『なんだそれ(笑)』

真由「でもホントよかった、これでまた4人で集まれるね〜」

『5人ね』

そう言ってベビーカーから私の膝に海人をのせる

真由「あ、そうだった。

これで2人立派な親だねー。え、ってことは、結婚？」

『まだ具体的に籍入れる日とか決めてないけど、事務室とかお互い家族とかに挨拶も行ってないし落ち着いたらって感じかな。』

真由「そっかー、夫婦か〜いいなあ、、」

『真由もそのうちじゃないの』

真由「なんかさ、結婚のタイミングってすごい難しいなって最近思うんだよね。ほら、Aみたいに子供でもいたらさ、話は違うけど。

私らもう今年25じゃん？そろそろって私は思うけど隼はまだ23だし仕事もあるし、私ばっか焦ってんのかなって」


自分のことのように私たちの復縁を喜んでくれる真由も

自分のことで悩んでて

これからは私が真由の話を聞いてあげなきゃなって


『私も結婚ってなるとさ、色々不安だよ』

真由「え？」

『ほら、亜嵐にしても隼くんにしても、仕事が仕事だからね。』

真由「だよね、、生活も制限されるし」

『これからも海人と亜嵐は過ごせる時間が少ないわけで、だからこそ私が海人に寂しい思いをさせないようにいっぱい愛情注いであげなきゃなって思うし』

真由「子供か〜。私そんなふうに立派に育てられるかな」

『え？』

真由「Aがいっぱい愛情注いできたんだろうなって良くわかる、この子見てると。」

『そう？』

真由「よく笑うよね」

言われてみればそうかも

でもそれも全部

『亮ちゃんのおかげだな』

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