また、アシタ (3)

不安 ページ36

side：A


明るく振舞ってるけど

本当は少し怖くて


楽しいことしてないと

胸がざわざわして


だけどこうして亜嵐と海人がいたら

私はなんでも乗り越えられるような気がする


亜嵐「A〜？」

私が寝ていると思ってそっと入ってきた亜嵐

海人寝かしつけてくれて

私のいる寝室に入ってきた


寝てるふりでもしてやるか(笑)

亜嵐「A、寝てんの？


･･･寝てるか」

ちゃんと起こすって言ったのに起こす気ないじゃん

と思ったら


ﾁｭ


突然そんなことされたらびっくりして目開くじゃん！

亜嵐「やっぱり起きてた」

『ええ！？』

亜嵐「騙されると思った？残念(笑)」

『なんでわかったの(笑)』

亜嵐「さっきからチラチラ様子見に来てたの知ってるから(笑)」


家事も育児も手慣れてない亜嵐が心配で

見に行ってたのばれてたか(笑)


『気づいてたの(笑)』

亜嵐「余裕で」


『ありがとね、亜嵐』


育児も家事もお休み！って言ってくれたけど

いつも仕事で忙しい亜嵐


今日だってわざわざ休んでくれて

家のこと全部やってくれて、、


『亜嵐だってたまには休まなきゃ』

亜嵐「え？」

『私もう眠くないから亜嵐寝てな、もう元気だし』

亜嵐「えーじゃあAも一緒に寝て」

『海人起きたらどうすんのよ(笑)』

亜嵐「いつもみたいに起こしに来るでしょ」

『はいはいわかった』


そう言うと嬉しそうにベッドの中に入ってくる亜嵐

後から抱きしめられて

少し大きくなったお腹を亜嵐の手が優しく撫でる


ずっとこうして仲のいい夫婦でいられたらいいな


亜嵐の温もりが不安を取り除いてくれて


気がつけば海人に起こされるまでぐっすり眠ってた私たちでした(笑)

小さな掌→←▽

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