なんか色々。うん。 (ページ1)

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そりゃ、過ごしてきた月日が違いますから。「イナゴ白竜&シュウ」ページ1

いつもそうだ。
お前はいつでも目をそらそうとしない。
何があってもこちらを吸い込んでいくかのように俺の眼球に食らいついてくる。

そのおかげでお前が何を考えているのかさっぱりの有り様だ。
これは俺として許すまじきことである。
俺は常に究極で居たいのだ。

たとえ相手が誰であろうと。

ｼｭｳ「何ぼーっとしてるの？白竜。君らしくないよ…?」

……………まただ。
こっちの目をギュッと見つめてくる。

白竜「……別に。」

ｼｭｳ「本当に？」

白竜「…。」

むこうの眼力に負けてついこちらが瞳を西へ向ける。
一瞬網膜にうつった彼は、ニマッとニヒルに笑みをつくっているかのようだった。

ｼｭｳ「ｸｽｸｽ…。やっぱり君は面白いね！その目好きだよ。ゾクゾクする。」

白「…………まれ…。」

ｼｭｳ「え、なんて？」

白「黙れ死人が。」

ｼｭｳ「……………ふふっ」

(ただ彼に自分のことを全て見通されているようで怖かっただけなんだ。)
(自分はなんて弱いんだ。)