親バカ涙腺 ページ2
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『伊之助おはよう。朝だよ今日も可愛いね。』
伊之助「……………………あ"ぁ?」
よし、寝起きガン飛ばし!!うちの可愛い猪は今日も元気そうだ!!!
ガバッと起きてすぐにダイニングに向かうこの美少年は、少し前にテレビで話題になった、あの猪に育てられた少年です。
そして私はその少年を引き取った里親の孫娘で、少年と同い年であります。3人で仲良く暮らしております。
伊之助「A、朝飯どこだよ!!!」
『昨日の残りだから冷蔵庫!どこかわかる??あのでかい存在感のある…』
伊之助「わかるわ!!なめてんじゃねェ!!」
あぁ、もうしっかり朝ごはんをテーブルに置いて食べれるようになって……感激です!!お姉ちゃん(?)は感激です!!
伊之助「何泣いてんだお前…風邪か??」
食え!!と大根の煮物をこっちに突き出してきたので、お言葉に甘えて食べさせてもらう。
家庭的な優しい甘さが口いっぱいに広がる。うん、私のおばあちゃん神だわ。大根1つでこんなにも幸せにしてくれる。
伊之助「元気でたか!!」
『でた!!!ありがとう!!』
伊之助「よし!!」
……やばくないですか?(?)
こんな感じで生意気だけど優しいです。素直で純粋無垢が猪突猛進です。バシンと背中を叩かれたけど痛みじゃなくて幸福感となって吸収されます。ありがとうな、ほんと(大の字)
そんなこんなで2人でご飯を食べ終え家を出るいつものルーティーン。
『おばあちゃん行ってきます!』
伊之助「じゃあな!!」
婆「いってらっしゃい。」
優しく見送ってくれるおばあちゃんに手を振る。伊之助は最近になって声をかけるようになりました。
あぁ…最初行ってきますってなんで言うんだよ!!!とか言われたなぁ…おっと、また涙が。
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猫宮 - 伊之助は今日も天使です。(母の目) (2019年11月13日 17時) (レス) id: a4825ec2c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うににさ | 作成日時:2019年10月20日 23時