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「君を一人には出来ないな。」

『あんな輩、私一人でも大丈夫ですよ?』

「ずっと側に寄り添ってはいたいが、それは無理だからな。だから日々の鍛錬は無駄にはならない!」

『私の鍛錬はその為じゃないんですけどね…』



日輪刀の色が変わらなければ最終選別に行く事を許してもらえない私。だから勿論、夜間の外出も禁じられているし任務同行なんてものも出来ない。


隊士になったからとて柱となった杏寿郎さんの任務になんて……付いて行けない事は分かってはいるが。



「A、少し道を変えて帰らないか?」



珍しい申し入れに頷き、町を見渡せる小高い山の一本大樹を目指して買い出しの荷物を抱えて走り込みだと一目散に置いて行かれた。彼は真っ直ぐなお人柄だ。
(卵買ってなくて良かった)





私が追い付く頃には
勿論杏寿郎さんは疾うの昔に到着済みだ。


「休まず付いてこれたな!感心感心!」

『遅くなり…申し訳…ありません…』

「いや、こんな時には君と一緒に来るべきだった。」

『こんな…時??』



必死に息を整える私に杏寿郎さんは少し申し訳なさそうな顔をするから私も調子が狂う。



「A、俺は君が一等好きだ。婚姻して欲しいと思っている。」



風にそよぐ貴方の髪色も、その色に負けない強い眼差しも。私も貴方を___











善は急げと杏寿郎さんは快諾した私を今度は抱えて家路まで凄い速度で帰宅した。


「これで胸を張り、他の者に俺の事を主人と呼べるな!虫除けにもなる!」


普段は(おとこ)らしいのに大層嬉しそうに言う杏寿郎さんが可愛く見えた不思議な思い出ともなった。







簡単ではあったが柱の方々もお呼びしてお館様のお屋敷で祝言も挙げさせてもらえ、私達は夫婦(めおと)となった。


千寿郎くんも「これで本当の姉上と呼べます」と喜んでくれた。本当に可愛い義弟だ。私も嬉しい。




しかし、祝言を挙げたからとて日々の任務は変わらない。だが日々、杏寿郎さんとの愛は深まっていった。それが根本から崩される事が起こるなんて信じたくもなかった…




___無限列車の任務へ行く。




そう言った杏寿郎さん。

二日目の乗車後、その日の朝

彼が帰宅する事は、無かった。




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ー3→←煉獄杏寿郎(京華)



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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥 , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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ユリア(プロフ) - ねぇえええええまって私も聞いてない久々ツク開いたらなんなのこれ何で呼んでくれな(死) (2022年11月1日 22時) (レス) id: 5f1067fe3a (このIDを非表示/違反報告)
京華(プロフ) - みおさん» ありがとうございます💖もう少し更新続きますので楽しんで頂ければ嬉しいです💖感謝ァ! (2022年9月25日 20時) (レス) id: 9cf14e7eab (このIDを非表示/違反報告)
京華(プロフ) - あさひゆうひさん» あさひの新作通知もずっと待ってる!待ちすぎて舞ってる💃唯梨さんの実弥読めて私も嬉しかったよ!爆速過ぎて吹いたけどね!笑 いつも感謝ァ! (2022年9月25日 20時) (レス) id: 9cf14e7eab (このIDを非表示/違反報告)
唯梨(プロフ) - みんなお祝いコメントありがとうっっっ🥰❤️もう書かねェ…!って思ってたけどみんなのおかげで創作意欲が湧きました!今後ともよろおねでっすー💁🏻‍♀️❤️❤️ (2022年9月25日 18時) (レス) id: e4ce53ad81 (このIDを非表示/違反報告)
唯梨(プロフ) - 奏海さん» かなみちゃんありがとうね🥰❤️色々落ち着いて戻ってきちゃった🧡🧡🧡🧡 (2022年9月25日 18時) (レス) id: e4ce53ad81 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:京華/唯梨/羽糸/ひよ/あさひ x他4人 | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2022年9月21日 11時

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