何この花…？ ページ33
怒られて落ち込んでいたら、ライ君がお菓子を作ろうと提案してくれた。
とても嬉しかったので元気よく頷くと、色々と持ち物まで考えてくれた。優しいなぁ〜。次の休みが楽しみだな。
翌日
今日は植物の授業をやるらしい。先生が言うにはイメージが大事とかその人の個性が出るとかなんとか。
ライ君はどんなのが咲くのかなぁ。クールでかっこいいやつとかかなぁ。サカゲ君はどうだろう…。
なんて考えていると、もう皆が咲かせ始めていたので焦る。
急いで近所に咲いてる花をイメージして咲かせる。
すると、咲いたは咲いたけど、なんか、こう…形容しがたい感じだ。
なんか、キモい。全然近所の花じゃないし、燃やしたいくらいキモい。だけど、燃やしたくない。
そんな複雑な気持ちが、更に気持ち悪さを加速させる。それでもなんだか嫌いとは思えなくて、吐きそうだ。
とにかくそれから離れたくて、ライ君達のところに向かう。
「…ライくーん！サカゲくーん！！どんなのが咲いたー？見せて！」
そう言いながら近付く。大袈裟に驚く二人にクスリと笑いながら、二人の咲かせた花を見る。
ライ君の咲かせた花は、ちょっと小さいけど、予想通りクールな感じだ。でも、どこかかわいい。
サカゲ君の花は、背が高くて、葉っぱが大きくて、ちょっとやる気がない感じだ。なんと言うか、サカゲ君っぽい。
感想をそのまま二人に伝えると、頭を軽く叩かれた。
サカゲ君が思い出したように言う。
「…ん？キクの花は？俺達のは見せたんだし、お前のも見せてよ。」
そう言われると、若干顔をしかめてしまう。見られたくなくて、咄嗟に言い訳を言う。
「…ボクのは…あっちのほうに置いて来ちゃった。取りに行くのもめんどくさいし、見せなくてもいｉ「嫌だ。取ってこい。」
…食い気味かー。
もう腹括ろう！！知ーらね！！！！(思考放棄)
「…わかった持ってくるよ…」
仕方なく持ってくる。
持ってきたそれを見つめ、ライ君が言う。
「なんか…かわいい？けど、怖い？不思議な感じがするな…」
謎の感想だ。どこがかわいいのか全く理解出来ない。今度はサカゲ君が口を開く。
「確かにかわいい…？気がするけど、なんか、こう…底知れない感じがする…。不思議な花だな。」
サカゲ君にまで言われてしまった。
文句を言おうとしたら、急に視界がピンクで染まった。
また、入間君かぁ…。なんだか体が痛い。打ち所が悪かった、のか、ね、むい…
そのまま、意識を手放した。
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氷鬼 - ご意見ありがとうございます！やり方を模索してきます！ (2021年6月19日 16時) (
レス) id: 08c92f6113 (このIDを非表示/違反報告)
きくお - わかり次第最初の方に入れさせていただきます！ (2021年6月16日 20時) (レス) id: 36299c86b0 (このIDを非表示/違反報告)
きくお - すみません画像の入れ方がわからなくて… (2021年6月16日 20時) (レス) id: 36299c86b0 (このIDを非表示/違反報告)
どん - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2021年6月16日 18時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷鬼ーひょうきー & 水無月の菊&境影 | 作成日時：2021年4月26日 17時
