幼馴染の中村に溺愛されてます。

１３・相談ターイム！！ ページ13

その日の夜。


　 私は大急ぎでみかんに電話した。


　 で、今日あったことを一通り話すと…


　 「はああああああああああああああ！？ちょ、そんなことあったの！！！？？」


　 「きゃあああみかん声大きいッ！！しーちゃんの部屋、私の部屋と窓で行き来できるぐらいすぐそばなんだから、静かに！！」


　 「ご、ごめんごめん…、あまりにも驚きすぎて。…って、はは〜ん、なるほどね。だから放課後中村が私に聞いてきたわけだ…」


　 「ん？なんのこと？」


　 「いや、こっちのはなし。それよりも、どーすんの？」


　 みかんが、どーすんの？と、答えを求めてきたことに、ドキッと心臓が反応する。


　 「ど、どうするって…？」


　 「告白されたんでしょ？じゃあ、どうすんのって聞いてるの」


　 「え…」

　
　 「…Aは中村の事どう思ってんの？」


　 はっきりとしたみかんの質問に、とまどう。

　
　 「…！ど、どうって言われても…幼馴染で、大切な友達としか思ってなかったから…急に恋愛対象って言われても、長い間付き合ってきたのに…どうすればいいか…」


　 「ふむふむ。じゃあ、急に恋愛対象にはならない、と？」


　 「うん…」


　 「なるほどね」


　 みかんは納得したように言うと「いいんじゃない？」といった。


　 「え？」


　 私が聞き返すと


　 「幼馴染ってことは長い間、付き合った来たってことでしょ？それを、すぐ壊すなんて、やっぱり怖いと思うしさ。ちょっと待ってもらって、よく考えたら？そやって中村にも言えば、きっとわかってくれるよ」


　 みかんが、力強くそういってくれた。



　 …心強いなぁ。なんてイケメンなみかんなんだ。(みかんって名前だよ)


　 「ありがと、みかん。明日、はなしてみるね。おやすみ」



　 「うん、おやすみ」


　 そう言って、私は眠りについた。

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