もう一人の同期4 (ページ47)

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カ「 It looks like you're in disguise.(どうやら変装をしてるみたいだな)

Well, that's okay. Either way, I can't get away.(まあそれはいいさ。どちらにしろ逃げられないんだから) 」

そう言って銃口を向ける。

カ「 I don't want to hurt you, but,(君を傷付けたくないが、) 」

『う゛っっ』

左肩と右足に激痛が走り、撃たれた事が分かった。

次は頬を掠り、顔のすぐ近くで撃たれた。

カ「 It's all right, the kryptonite is off.(大丈夫だ、急所は外してある) 」

何が目的なのか考えるけど、激痛で頭が回らない。

カ「 I like you.(君が気に入ったんだ。) Won't you join the DIA?(DIAに入らないかい?) 」

『 No thanks.(結構よ) 』

私にはちゃんとした帰る場所がある。

カ「 That's too bad.(それは残念だ) 」

『っ！！』

また肩を撃ち、ドレスが血で滲んでいる。

カ「 Bye, aurora.(じゃあな、オーロラ) 」

これが走馬灯なのだろうか。

脳裏に今までの思い出、皆の笑顔が浮かぶ。

『( ごめんね、 )』

パンッと音がしたものの、一向に痛みが襲ってこない。

『( どうして死んでないの、？ )』

目を開けると、頭から血を流して倒れているカナディアン。

『( 脳を撃たれてる … 即死、 )』

ある人物がカナディアンに銃口を向けて、その目からはただならぬ殺気を感じる。

『( 私を助けた？ )』

あっという間に私を囲んでた人達も撃たれた。

「 Angel！！！！」

私をそう呼ぶのは私の知ってる中で1人しかいない。

『ベルモット！？』

どうやら男性に変装していたっぽい。

ベ「すぐに助けられなくてごめんなさい … 」

『どうしてあなたがここに！？』

何でここにいるはずないベルモットがいるの？

ベ「後で説明するわ。今から逃げるわよ」

この足では逃げられない。