もう一人の同期4 (ページ45)

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そして11月7日になった。

ベルモットから買って貰ったドレスを身にまとい、

ベ「凄く素敵よ」

『ベルモットのセンスがあるからよ』

べ「そう言ってくれて嬉しいわ

… 今日のパーティー気を付けてちょうだい」

『え？』

べ「何かあったら助けに行くから」

なぜベルモットはそんな事を言ったのだろう。

ベ「自覚してないだけでモテるんだから」

『ベルモットの方がモテるわよ』

ベ「ありがとう。それじゃあ気を付けて」

タクシーで書かれてある住所へ向かった。

タクシーから降りるとなぜか男性がチラチラ見てくる。

カ「 It's so beautiful.(とても綺麗だ) 」

カナディアンはスーツを着こなしている。

カ「 Thank you for coming tonight.(今夜は来てくれてありがとう) 」

『 Thank you very much for inviting me.(お招きいただきありがとうございます) 』

そもそも今日は何のパーティーなのだろう。

『 What kind of party is it today?(今日は何のパーティーなんですか?) 』

カ「 Actually, it's my birthday today.(実は今日誕生日なんだ) 」

『 You should have told me.(言ってくだされば良かったのに) 』

カ「 If you don't mind, how about wine?(もし良かったらワインでもどうかい?) 」

はいと返事すると、腰に手を置かれエスコートされる。

案内されたのはバーのような場所。

『 Can I skip the lead role?(主役が抜けてもいいんですか?) 』

カ「 All right, if I could be with you.(いいさ、君と一緒にいれたら) 」

やっぱりキザな方だ。