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『 どうしてこんな所に？ 』
蘭「 シャロンから貰ったハンカチを落としちゃって、 」
『 そういう事だったのね。私も手伝うよ 』
蘭「 いえ！疲れてるところ悪いですよ … 」
『 人数が多ければ多い程探しやすくなるよ 』
蘭「 すみません。ありがとうございます、 」
3人で近辺を徹底的にハンカチを探していると、
新「 ん？あれじゃねーか？ 」
上を見上げると、階段の手すりに引っかかっている。
新「 誰も住んでねぇ廃ビルみてーだし
すぐ取って来てやるから！蘭はタクシーに戻ってろ！ 」
蘭「 …… 」
蘭ちゃんは何かを考えていて、涙目になっている。
『 どうしたの？何でも話してね 』
蘭「 わたしのせいでこんな事になってしまったんです … 」
『 わたしのせい？ 』
蘭「 わたしが彼女を助けたばかりにヒースはあんな事に … 」
もしかしてファントム
『 蘭ちゃん。わたしの目を見て 』
蘭「 え？ 」
『 蘭ちゃんのせいじゃないよ 』
あの後何が起こったのか分からないけど何となく分かる。
『 そんなに自分を思い詰めないで
可愛い顔が台無しだよ。せっかく素敵なんだから 』
蘭「 ガルシアさんっ 」
蘭ちゃんは更に目に涙を浮かべて、泣きそうになっている。
『 えっあごめんなさい。嫌な事を言ってたら、 』
蘭「 そう言ってくれてありがとうございます、 」
すると誰かの足音が聞こえてきて視線を上げると、
『( シュウ君！？ )』
冷めた目をしたシュウ君、否赤井秀一だった。
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作者名：こ こ | 作成日時：2023年6月22日 23時
