もう一人の同期4 (ページ40)

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ベ「さっきはありがとう。話を合わせてくれて」

『気にしないでちょうだい

ベルモットの楽しそうにしてる顔を見たからいいわ』

自分では気付いてないかもしれないけど、有希子さんと話してる時楽しそうだった。

ベ「え？」

『自覚がなかったのね。まあいいわ

それで赤井秀一を抹殺するんだっけ？』

ベ「 Angelはホテルに帰りなさい」

『え？』

ここまで来たのに帰れってこと？

ベ「聞いてAngel。赤井秀一は恐ろしい男よ

あなたが強い事は分かってるわ。でもそれ以上の男」

『ここまで来たんだから着いて行くわよ』

ベルモットがそう言うんだからきっとそう。

ベ「あなたは近くのホテルに帰りなさい

部屋は既に予約してるから安心してちょうだい」

『そう … 気を付けてね』

ベ「通り魔には気を付けて」

『通り魔？』

そしてベルモットは去って行った。

『ホテルを予約したって言われても、』

すると通知が鳴り、携帯を開くとベルモットからである。

『ホテルの場所とスイートルーム！？』

まさかのスイートルームで、私の声がアメリカ中に響いた。

携帯に記されてるホテルへ向かおうとすると、

「おっかしーなーこの辺に落ちてるはずなんだけど」

「ほっとけよ！たかがハンカチ一枚だろ？」

日本語で話してる男女の声が聞こえてきた。

蘭「ただのハンカチじゃないわよ！」

『どうしたんですか？って、』

蘭「あ！シャロンのアシスタントの！」

ファントム劇場(シアター)にいた蘭ちゃんと新一君。

新「ガルシアさん！？どうしてここに、」

『シャロンを送ってホテルに戻る所なの』

蘭ちゃん達には申し訳ないけど、ウソをつかせてもらう。