もう一人の同期4 (ページ27)

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Aurora進展あり

ベルモットにメールを送ると、すぐ返信が来た。

Vermouthok

すると仕掛けた盗聴器から反応があった。

女子トイレへ向かい、ピアス型盗聴器に耳を傾ける。

カ〈 The organization is fine.(組織の方は問題ありません) 〉

どうやら組織の事を報告してるらしい。

彼らも組織の事を探っているのか。

『( 私の事はバレてないみたいだけど

今日のところはホテルに戻ろうかな )』

ベルモットに連絡先の事を報告しないと。

『( ベルモットは接近できたのかな

ベルモットだったらすぐ殺せるのにどうして、 )』

どうして長期任務をする必要があるのだろう。

『( 私だったらまだしもベルモットは … )』

考えても無駄だと思い考えるのは止め、ホテルへ戻った。

Vermouth私の部屋に来てちょうだい

それからベルモットの部屋へ向かった。

『さっきメールで言った通りよ』

ベ「流石Angelね。やるじゃない」

どうして褒められても嬉しくないのだろう。

『私が上手くいかないとでも？』

ベ「そうムキにならないでちょうだい」

『ベルモットの方は？まだ探ってるの？』

ベ「そうね。私焦らすのが好きなのよ」

だからまだギムレットを殺さないのか。

『悪趣味ね』

ベ「何とでも言ってちょうだい」

『話はそれだけ。私は部屋に戻るから』

ベルモットの部屋を出ようとすると、

ベ「ねえ … 私と前に会った事がない？」

どこかで会った事があるのだろうか。

けれど、記憶を遡っても思い当たる節がない。

『いいえ。どこかで会った事があるかしら』

ベ「 … そう。気にしないで」

首を傾げると、近付いて来て頬にキスをされた。

ベ「 A secret makes a woman woman … 」

不思議に思いながら自室へ戻った。