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『 皆で何か調べてるの？ 』
伊「 まあそんなところだ。気にすんな 」
萩「 でも言った方が良くないか？ 」
降「 そうだな … いつかバレるしな 」
もしかして私に関係しているのだろうか。
伊「 それもそうだな 」
降「 実はAに内緒である事件を調べてるんだ 」
『 その事件ってもしかして、 』
私が関わってる事件と言えばあの事件しかない。
松「 Aの親父さんが殺された事件だ 」
諸「 いつか言おうと思ってたけど … 黙っててごめん 」
『 いつから調べてくれたの？ 』
萩「 Aちゃんが話してくれた時くらいかな 」
今日まで私の為に調べてくれたってこと？
降「 勝手に調べてすまなかった 」
『 ううん。私の為にありがとう 』
怒られると思ってたのか目を見開いて驚いている。
諸「 怒らないの？探るような真似をしたのに？ 」
『 私も皆の立場だったらそうすると思うから 』
萩「 … Aちゃん好き。大好きすぎる 」
『 え？け、研二君？ 』
研二君の缶ビールを見ると、空っぽになっていた。
松「 げっ。こいつ酔ってんな 」
萩「 んふふ。Aちゃん大好きだよ 」
頬をピンクに染め、子供らしく笑う研二君。
伊「 お、おい！ 」
私の膝元に倒れ込み、眠ってしまった。
諸「 この酔っ払い殴っていい？いいよな？ 」
伊「 絶対ダメだ。お前目が怖すぎるぞ 」
「「 …… 」」
どす黒いオーラを感じるのは気のせいではない。
降「 A離れろ。酔っ払いがうつるぞ 」
伊「 いやどういう事だよ 」
松「 …… 」
無言で拳を作り、怒りを通り越して真顔の陣平君。
伊「 お、落ち着け松田！
その拳を萩原にぶつけるとAに被害が出るぞ！ 」
スッと拳を下ろしたものの、未だに殺気立っている。
伊「 絶対こいつらを怒らせたらダメだな 」
『 うん。絶対ダメだね 』
殺気立ったオーラで研二君を睨む3人。
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作者名：こ こ | 作成日時：2023年6月22日 23時
