小悪魔系彼女と甘々彼氏 【志麻】

小悪魔44 ★ ページ44

ちらり、とキッチンに立つAを見る

何やらイヤホンをして音楽を聴いている上に上機嫌で歌っている

微かに聞こえてくるその旋律は、俺のアルバムに収録されている『愛してもいいかい？』のようだった

イヤホンで曲を聴くのはあるあるにしても、俺の曲で、しかも歌っているなんてところが可愛い

俺がゆっくり背後に歩み寄っても一向に気づく気配すらなく夕飯の準備を着々と進めていくA


何だ、気づいてくれないのか、なんて事を考えながらAのお腹辺りに手を回す



｢なーに歌ってんの？｣

と問いかければ、小さく肩を揺らして慌てたように言葉を発する

｢り、遼っ、もー、家事の最中はぎゅーするのダメって前も言ったやろー？｣

何度も聞いたそのセリフ。わかってる上でやるのはタチが悪いだろうか

｢ごめんごめん、でもAが俺の歌歌ってくれてんのが嬉しくてさ｣

そう耳元で囁けばいとも簡単に耳まで赤く染める

ちらりと横目で俺の顔を見たようだが、今の俺の顔は緩みきっているだろう

｢も、もう！もうすぐで夕飯作るから夕飯出来るまでソファーで待っとき！｣

照れ隠しなんだろう、ふいっと赤くなった顔を背けて食材に手をかける

それがちょっと可愛くってふはっ、なんて変な笑い声が漏れつつも言われた通りソファーに座ってAの夕飯を待つ

さっきまで抱き締めていた背中が本当に愛してくて堪らなくなって、また抱き締めたくなる衝動にかられながらスマホを起動し、心を落ち着けるように俺ははぁ、と溜息をついた


✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

あれれ？？

文才なくなってるヽ(ﾟ∀｡)ﾉ

元からなかったわヽ(ﾟ∀｡)ﾉヽ(ﾟ∀｡)ﾉ

それは幻覚だよ(((

本当にありがとうございます！！！

是非シェアハウスの無自覚お姫様!【歌い手】Part.3の方も！！！(((


それではーーバトンタッチヽ(ﾟ∀｡)ﾉ

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