１話・まるで白馬の王子様！ ページ1
「茜はさ、顔は、超可愛いけど、つまんないんだよな。
だから、別れようぜ！じゃあな！」
何度目だろう。
「顔はいいけどつまらない」という理由でフラれたのは。
「えっ、あっ、ちょ＿＿＿っ…！」
ハッと我に返り、彼に向かって手を突き出すが、時、すでに遅し。
ただただ、一人で呆然と立ち尽くす
「顔はいいけどつまらない女」、翼川 茜(ツバサガワ アカネ)。
その言葉は、既に学校中に広まっている。
私は高校二年生だから、先輩からも、後輩もよく目を付けられる。
ついこの間、人生後半に差し掛かっている寂しい男性担任に
「おまえ、つまらないのかぁ…」と、極上に胡散臭い深刻そうな顔で言われた、あの時の異常な 腹の立ちようは、忘れない。
いやいや、今はそんなこと、本当にどうでもいいのだ。
「はあぁ〜……」
頭を抱えてしゃがみこむ。
そして、いつもお決まりの言葉を、脳内で叫んだ。
「つまんないって、何！？」
なに！？つまんないって！？
フツーに…好きだから、隣にいたいって思うのは、
男子は、求めてないのかな…
自分で思ったことで、さらに落ち込む。酷く虚しい。腹から息が出そうなくらい。
…私の本当の相手は、一対＿＿＿＿…
「…ねぇ、ちょっといいかな？」
「＿＿＿＿へ？」
突如、背後から聞こえたその声に、間抜けな声が口から漏れる。
振り向くと、そこには、
「へ？って、なにそれ。可愛いなぁ」
と、微笑む、まるで白馬の王子さまといっても過言ではない少年が、そこにはいた。
私は、彼を知っていた。
学年一のモテる男子といわれる、超イケメン男子、霧野 翔(キリノ ショウ)君。
サラッとした、薄い茶髪の髪に
すっと通った鼻、大きく、鋭い目。
ましては、その笑顔。フランクな感じの性格の良さ。
…そりゃ、モテるわ…
そう思っていると
彼の口から、想像をこえた言葉が、飛び出した。
「ねぇ、茜ちゃん。
俺、君の事、好きなんだ。
付き合ってくれないかな？」
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ましゅ(プロフ) - オシュアラヴァーさん» どうなるんでしょう…！あ、そうなんですか！ありがとうございます！ (2015年10月17日 19時) (
レス) id: eec98498a5 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - 絢香さん» ありがとうございます！！ (2015年10月17日 19時) (レス) id: eec98498a5 (このIDを非表示/違反報告)
オシュアラヴァー - ましゅさん» ハムスター島にも、名前変換機能はないよ。だから、ハムスター島の小説も、名前変換はないよ。 (2015年10月17日 2時) (携帯から) (レス) id: e1577d3122 (このIDを非表示/違反報告)
オシュアラヴァー - 茜ちゃん、どうなるのかな。 (2015年10月17日 2時) (携帯から) (レス) id: e1577d3122 (このIDを非表示/違反報告)
絢香 - 前作読んで来ました！もっと読みたいと思いました。 (2015年10月16日 23時) (レス) id: dba9559530 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましゅ | 作者ホームページ：http://ましゅ
作成日時：2015年10月14日 20時
