泡沫の恋を君と【佐野玲於】

理想の彼女 ページ11

玲於side




なんか、見たことあるんだよな〜いちごちゃんの小さい頃





でも会ったことないって言ってたし、俺の勘違い？





つーか俺が上の服着てないの見て顔赤くするとかどんだけピュアだよ、更にからかいたくなんじゃん





家に帰ってベットに寝そべりながら今日のいちごちゃん思い出して思わず笑がこぼれる





玲於｢妹、ね｣





俺一人っ子だし妹とか弟かちょっと憧れんだよなぁ、そう思うといちごちゃんが妹になれば毎日楽しいんじゃねって思う





そんな事考えていたら携帯のバイブがなって携帯覗く




いちごちゃん『明日、1日練習ですか』





表示されたのは俺が勝手に付けて設定したあだ名、結構気に入ってるやつ





玲於『12時から5時くらいまで』





いちごちゃん『ならお弁当居る？？私作るよ！』






え、まじ料理出来んの、最近弁当とか食べてねーし食べたいかもしんねぇ






玲於『マジ、じゃー卵焼きとウィンナー入った弁当でよろしく』





俺の好きなもん注文して、分かったよって返事に適当に次の話題返す





玲於｢あー花火大会行きてえ｣





俺、高校生最後の夏で平成最後の夏なのに彼女居ないとかホント悲しいヤツじゃん





もし付き合うなら、気使えて一緒にいて疲れなくて笑顔が可愛い〜奴がいい、いちごちゃん見たいな笑い方の奴






玲於｢寝よ｣





まあそのうちできるっしょなんて自分に言い聞かせて目を瞑る







玲於｢やべ、遅刻する｣






何時もと同じ時間に起きたけど今日はいちごちゃん迎えに行かなきゃダメな事思い出して急いで着替えて家を出る





誰かに見せるために踊るダンスってやっぱ気持ちがちげぇから今日は何時もよりうまく踊れる気がする




玲於｢おはよ、｣




何時もみたいに駄菓子の中入ればパタパタと俺に駆け寄ってさ





貴｢玲於君おはようございます、眠そうだね｣





私も少し眠たいんだ〜って言いながら笑って、あ〜俺この笑い方やっぱ好きだわ





玲於｢いちごちゃんの笑い方俺好きだわ｣





貴｢笑い方？？わたしどんな風に笑ってるの？｣




俺の顔みて不思議そうに首傾げてさ




玲於｢今度鏡の前で一人で笑ってみたら？｣





貴｢やだよ..変人じゃん！｣





そんなこと話しながら歩いて、いつも踊ってる体育館に付けば先に着いてた皆にいちごちゃんの紹介する




玲於｢ダンス見たいって言ったから連れてきた、いち..｣





貴｢Aです！宜しくお願いします、｣

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