離れなきゃ ページ47
駄目。
玲於くんに抱き締められて、その暖かさにドクドクと心臓の鼓動を早める。
認めちゃダメだって思ってるの、分かってるのにそれを邪魔するみたいに玲於くんが私に優しく接する 。
「玲於くんは私の事妹みたいっておもう?」
お願い。妹みたいって言って、そしたらきっとスッキリする。全部解決する気がするから、
でも玲於くんね
「一人の」
そう言って言葉を止める、一人の?一人のって何?そうやってまた私の意志を揺るがして、壊そうとする。
期待なんかしちゃダメなのに、認めちゃダメなのに、それが出来なくて 。認めない、認めないって自分に自己暗記をすることしか出来ない
「ごめんね、玲於くん」
だから私決めたよ、好きになっちゃいけないのに、止められないなら距離を置けばいい 。暫く合わなければいいんだよ
こんな馬鹿な考えしか浮かばない私でごめんなさい。だって認めちゃだめだから、私は好きになんてなっちゃいけないから
気づく前に、後悔する前に、後戻りができるうちに。
私はそう決意して、玲於くんの匂いがする布団に潜り込み煩い心臓を無視して眠りにつく
・
貴「ほんとにお世話になりました。」
玲於「なあやっぱ着いてくって」
玲於くん心配そうな顔、そんなに私って頼りなさそうに見えるのかな
貴「大丈夫だよ!一人で行けるよ。」
玲於「いちごちゃん、マジで迷子なりそうじゃん」
貴「なりません。私もう高校生だよ」
あの後結局寝れなくて起きたのは朝の10時、2人でお昼飯食べてから病院行くつもりだったけど
昨日決めたから、少しでも早く離れたかったから。起きて1時間くらいたって直ぐに玲於くんの家を出る
玲於「まあ迷子になったら呼べよ、じゃあまた明日」
また明日、前まではすごく好きだった言葉。明日も会えるんだって、でも今は胸が苦しくて押しつぶされそうになる
貴「うん、それじゃあバイバイ」
なんだか玲於くんの顔見れなくて、ぺこって頭下げてそのままおばあちゃんがいる病院まで走った
貴「大丈夫、数日経てば元通り」
この気持ちは一時的なもので時間が解決してくれる、きっと勘違い
いきなり優しくされて勘違いして好きかもって思っただけ、だから数日も経てば前みたいにお兄ちゃんみたいって思えるようになってるはずだから
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心音(プロフ) - ありがとうございます!! 続編楽しみにしてます!!(^ω^) (2018年10月11日 0時) (レス) id: f04cf3a636 (このIDを非表示/違反報告)
ますみさん(プロフ) - 心音さん» うわああ;;;;めっちゃくちゃうれしいです。ほんとにありがとうございます。そうですね、やっぱり続編いてからにします!!きちんと書くので楽しみにしててくださいね! (2018年10月9日 21時) (レス) id: ae066e6e2a (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - 私は、この続編が終わってから新作みたいです!! そうしたら、楽しみができるからです!(^ω^) 正直、新作が先でも全然構わないです笑 とりあえず、私は作者さんの小説?が読みたいです!!(^ω^) (2018年10月9日 0時) (レス) id: f04cf3a636 (このIDを非表示/違反報告)
あめ(プロフ) - ますみさんさん» やだなんで知ってるのっっ!!最近多忙で本当は全然見れてないです!!私の隼とびきりかっこよくして幸せにしてあげて……あめちゃん早くますみちゃんと書きたいよ(ハァト)ラインであんなに誘ってるのに、、 (2018年10月8日 21時) (レス) id: a61ec3d0a1 (このIDを非表示/違反報告)
ますみさん(プロフ) - SOLTWORLDさん» うわわわ...嬉しすぎて内蔵でそう..。そうですよね!!やっぱりこのお話を書き上げてからにします..笑ありがとうございます! (2018年10月8日 21時) (レス) id: ae066e6e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ますみさん | 作成日時:2018年9月17日 11時