決まってる ページ45
玲於side
玲於｢迷子のおねーさん、家分かる？｣
貴｢もう行かなきゃダメ..？｣
玲於｢母さん達心配してるっしょ。｣
そんな涙で潤んだ目で見られても駄目なもんは駄目。出来れば俺だってこのまま二人でずっといてーわ
貴｢帰りたくない。｣
玲於｢俺も帰したくね〜、ほら行く、歩ける？｣
さっき転けたばかりのいちごちゃん、歩くのも無理ならおぶるけどって言ったら顔真っ赤にして重いから大丈夫って
玲於｢俺も男なんだけど、｣
そんな一言に少しムキになった俺はしゃがんでほぼ強制的におぶる
貴｢わっ、ちょ..やっぱり重いよでしょ？下ろして！｣
玲於｢重くねーから、暴れんなって｣
恥ずかしいのか暴れるけどマジで全然重くない、オマケになんか、そのあれ、あたってるし。うん。俺だって健全な男子高校生ですから、気にしてしまうものはしてしまう
貴｢ごめんね、ありがとう。｣
玲於｢迷子のいちごちゃんを家まで送り届けんのが俺の仕事｣
今も昔も、これからも迷子になったり泣いたりしてるAを助けるのは俺ってもう決まってんだよ
_________________________________________
貴方side
ネックレス、嬉しいな。しかも次会いに行く時にもっと高いのあげるからって、玲於くんがくれるものなら値段なんて関係ないのにな。
でも、なんだろう約束みたいなものでしょ？だから凄く嬉しい、大切にしないと
貴｢玲於くん、無理しなくていいからね｣
玲於｢してねー｣
おんぶもそうだけど、私が言いたいのはそうじゃない
無理して会いに来なくても大丈夫だよって意味、私長く長く待てるから、流石に何十年とかは待てないけど
最悪私が高校卒業したら会いに行っちゃえなんて密かに考えてます 、本人には言わないけどね
きっと私達また会える気がするんだ、神様がそうしてくれる気がするの、小さい頃に一度会って今また巡り会えた
これってもう奇跡だよね、二度あることは三度あるその言葉を信じて今日から私は生きる
貴｢ごめんね..ありがとう。｣
玲於｢ん、｣
あっという間におばあちゃん家についてしまって、お母さんの顔が見えたら、本当にお別れだって分かる
玲於｢またな｣
貴｢うん、｣
玲於くん私の頭をぐしゃぐしゃと撫でる、今までに見た事のない程の優しい笑顔で
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なつみ(プロフ) - 続編が見たくなるほど感動しました！いい作品ありがとうございました！！ (2018年12月5日 20時) (
レス) id: ecc44db2d1 (このIDを非表示/違反報告)
mnyny1(プロフ) - 続編書いてほしいくらい大好きなお話です！！！ (2018年12月5日 1時) (レス) id: 33af31bf18 (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - あ〜！このお話すっっっごい！大好きでした！！ 最後の結末が感動でした！(T ^ T) つぎの新作も楽しみにしてます！ (2018年12月5日 0時) (レス) id: f04cf3a636 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - とっても素敵なお話でした。大好きです！ (2018年12月4日 23時) (レス) id: d78e2db400 (このIDを非表示/違反報告)
ますみさん(プロフ) - 皆さんありがとうございます；；一つ一つ大事にコメント読ませて頂いてます！！完結できたのも皆様おかげです。ほんとにありがとうございます。 (2018年12月4日 22時) (レス) id: ae066e6e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ますみさん | 作成日時：2018年10月9日 22時
