撃ち抜かれた ページ35
貴「今日はどこに連れてってくれるんですか。」
今からおすすめスポットに連れてってくれるみたいで、凄く楽しみ。どんな所なんだろう、綺麗な所かな
玲於「歩くかバスかどっちがい」
前までの私なら歩くか、バスかだったら、歩くのは疲れるしバスがいいなって思うかもしれないけど 今は違う。歩きがいいなって思う様になった
だって歩けばバスよりきっと長い時間玲於くんと居れるでしょ?あ。でも今日は結構遅くまで付き合ってくれるのかな、だったらバスの方がいい?
どっちにしろ玲於くんと同じならどこでも楽しいし、何処でもいいや。
貴「玲於くんとなら何処でも楽しいよ」
玲於「..、なら歩きな」
貴「やった、あ、玲於くんちょっと顔赤い」
少しだけ顔を赤くして首に手を起き顔を逸らす玲於くんが可愛くてつんつんってお腹つついたら叩かれちゃった
貴「いたい..」
玲於「今のはAが悪い」
・
玲於「はい着いた」
貴「わ、猫!!」
歩いて数十分、森を抜ければ広場数十匹の野良猫達がうようよとのんびり歩いたり寝たりしている
玲於「猫の集会場所」
貴「かわいい..、どーやって玲於くん見つけたの。」
玲於「ガキの頃猫追っかけてたら見つけた」
貴「小さい頃からずっとここで皆集まってるんだ..すごい、わっ..」
しゃがみこみ猫に触れればみんな逃げる事もせず、ただ心地よさそうに撫でられている
玲於くんいわくここの猫ちゃん達は皆人に慣れてるらしい、だから逃げたりしないんだ
貴「もふもふだぁ〜」
ミャアミャアと鳴き声を上げながら私の周りに集まってくる猫達、可愛いなぁ、癒される。
貴「!!」
チラッと横目で玲於くんを見れば、すごく優しい笑顔を浮かべてて、心臓がグンッて撃ち抜かれた感覚におちいる
玲於「え、何、なんでそんな顔真っ赤になってんの」
貴「今のは玲於くんが悪い...」
今の優しい笑顔が頭から離れ無くて、どくどくと心臓を早める、そんな私の顔を覗き込もうとするもんだから余計に恥ずかしくて猫ちゃんで顔を隠す
玲於「は?意味わかんねーから、何想像したんだよ」
貴「想像してないです〜..。玲於くんが笑うから..」
玲於「いやいやいや、俺も笑うわ。」
貴「そうじゃなくて..こう、優しい笑い方だった。」
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なつみ(プロフ) - 続編が見たくなるほど感動しました!いい作品ありがとうございました!! (2018年12月5日 20時) (レス) id: ecc44db2d1 (このIDを非表示/違反報告)
mnyny1(プロフ) - 続編書いてほしいくらい大好きなお話です!!! (2018年12月5日 1時) (レス) id: 33af31bf18 (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - あ〜!このお話すっっっごい!大好きでした!! 最後の結末が感動でした!(T ^ T) つぎの新作も楽しみにしてます! (2018年12月5日 0時) (レス) id: f04cf3a636 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - とっても素敵なお話でした。大好きです! (2018年12月4日 23時) (レス) id: d78e2db400 (このIDを非表示/違反報告)
ますみさん(プロフ) - 皆さんありがとうございます;;一つ一つ大事にコメント読ませて頂いてます!!完結できたのも皆様おかげです。ほんとにありがとうございます。 (2018年12月4日 22時) (レス) id: ae066e6e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ますみさん | 作成日時:2018年10月9日 22時