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玄関に置いてあるボールペンから出てきたのは、盗聴器。
…私は一気に、血の気が引いた。
家の中、盗聴されてたの?
ストーカーされてるって気づいて、この間、引っ越してきたばかりなのに。
様々な不安が、頭の中をぐるぐる回り始める。
混乱で立つ尽くす私をよそに、薮さんは驚くような様子もなく、
胸ポケットからメモ帳を取り出し、何か書きだす。
そして、そのメモを私に見せる。
注*『』は筆談です。
宏太『この家は盗聴されている。監視カメラもあるかもしれない。
とにかく今日は寝て、明日対策を打つ。
心配しないで、僕が隣にいるから。
必ず、貴女を守ります。』
私は薮さんのメモを見て、ゆっくりうなずいた。
やっぱり、この人にボディーガードを頼んでよかった。
メモに書かれた力強い言葉に、とても安心できる私がいる。
ペンをお借りして、私も筆談に応じる。
あ『ありがとうございます。
とりあえず簡単に掃除をするので、ここで待っててください。』
薮さんはニコッと、優しく微笑んだ。
待ってるよ、という意味だった。
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侑優那(プロフ) - 良かったです!!楽しみます! (2018年6月16日 22時) (レス) id: 257c8867c8 (このIDを非表示/違反報告)
masuko(プロフ) - 侑優那さん» レスありがとうございます! コメントいただいてやる気出ました!!(笑) これからも、楽しんでいってくださいね♪ (2018年6月16日 21時) (レス) id: a1a1c590f2 (このIDを非表示/違反報告)
侑優那(プロフ) - 初めて!やぶちゃんメインでこんな話が見れるなんて…!すごく楽しく読ませていただいています!これからも頑張ってください! (2018年6月14日 23時) (レス) id: 257c8867c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:masuko | 作成日時:2018年5月30日 9時