SUPER☆MAN Kota. Y

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あ「公安…？」









公安って確か、えーっと、

国を守るために極秘活動をするような組織で…









そんなシゲアキが、

手越祐也を調べるために、私に近づいてきたってことで…









つまり、その…









あ「じゃあ、私の事、好きで付き合ったわけじゃなかったの…？」

私はぽつりと、そう聞いた。









シゲ「…あぁ、すまない。」

シゲアキは私から目をそらして、そう言った。









…これで、納得いった。

どうして私がスマホを見られて怒ってた時、何も言わなかったのか。









私の男性関係について、責めなかったのか。









シゲアキには、私を責める資格がなかったんだ。

私に愛情が無かったわけだし。









むしろ、公安の人間として、私のことをだましていたんだ。

だまして…









宏太「…これ、使ってください。」

薮さんから突然差し出されたハンカチ。









そして気づく。

私の眼からは、大粒の涙がこぼれていた。









だって、私はここに来る途中、「嫌いじゃないのに別れた」って思ったんだよ。

つまり、「今でも好き」だったんだよ…？









でも、シゲアキは、私の事好きじゃなかった。

好きで近づいてきたんじゃなかった。









涙が止まらない。

今、完全にフラれた気分…

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