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｢ごめんねみんな...｣
｢さっきのお前の話を聞いて思い出した。お前のことを。寧ろ謝るのは俺らの方だわ｣
｢いやいやいや！それも私のせいだから！｣
｢本当だわクソが。また俺に謹慎食らわせやがって｣
｢何か爆豪には謝りたくなくなった｣
｢あぁ！？...何笑ってんだよクソデクが！｣
｢...い、いや、そういえば2人いつもこんな感じだったな...って思い出して...なんか懐かしいなぁって｣
｢.....はぁ？｣
懐かしい...かぁ...。
そういえば私ってどれくらい忘れ去られてたんだろ...
｢私ってさ...｣
｢んだよ｣
｢どれくらい...｣
｢？｣
何かこんなこと聞くの嫌になってきた。
｢私って家帰っていいの！？寝るとこない！｣
｢...そういえば｣
｢なら寮の空き部屋使えばいいんじゃねぇか？ベッドあるし｣
｢あ、空き部屋あるんだ。そうするよ｣
寮って全クラスあるんだよね？ヤバすぎだろ雄英...クソ金あるな...
ーーーーーーーーー
｢クラスの人はみんな寝てるっぽいね。あ、空き部屋はこっちの奥にあるから！｣
｢ういっす｣
空き部屋ってA組寮のかい！
てっきり私のクラスの空き部屋なのかと思ってたわ！
｢じゃあみんなお疲れ様！おやすみ｣
｢おう、また明日...って言っても今日か！｣
｢確かに...！｣
｢じゃあおやすみ、街場！｣
｢...うん！｣
何か名前を呼ばれることに安心感が...！
にしても暗いな...こわっ。
えーっと奥だから...
｢おい｣
｢うっっぉいビックリしたー...何？爆豪｣
｢来い｣
｢？うん｣
ーーーーーーーーー
｢お、こんなとこに空き部屋なの？｣
｢空き部屋じゃねぇわクソが俺の部屋だわ｣
...え、何で爆豪の部屋に？
｢座っとけ。着替えてくる｣
｢ういっす｣
本当何？何のために呼んだんだよ。
ﾁｯﾁｯﾁｯ...
秒針の音だけが響く爆豪の部屋。何か...怖いわ。
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作者名：仁 | 作成日時：2018年6月27日 14時
