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🐹 ページ21

m.




俺が落ち着くまでずっと傍にいてくれる小山に
すごく申し訳なくてどうしたらいいのか分からない。


最近の彼は忙しそうで移動車でも
ずっと寝ているのを見ていた。

小山は体調を崩しやすいから
余計に心配で早く帰って休んで欲しい。






脱いだ衣装をたたんで毛布の上に置くと、
突然鼻の下が生温かく感じた。



唖然とした。


鼻の下を拭うと手の甲に血液がべったりとついている。




もしかしてあれが原因で───


自分が怖くなってどうしようどうしようと
頭が真っ白になった。




その間にも2滴、3滴と血が落ちてきて
とにかく血を洗い流そうと冷静になった。





『着替えた? …えっ、大丈夫?』


カーテンを開けて俺を見るなり
小山は驚いた顔で深刻にそう言った。



「…大丈夫、洗ってくるわ」

『ついて行こうか?』


心配してくれる小山に少し微笑みながら
首を横に振ると鼻を覆って医務室を後にした。




入口を出たところで視界が真っ暗になった。







肩をしつこく叩かれていることに気付いて
瞼を開けた。



視界に人の膝が映って、途端に俺の名前を呼ぶ大きな声も聞こえた。




『…っはぁ、…今意識戻りました…!』



状況が把握できない。

倒れたのかもしれない。




「…こやま、」

掠れていたけど意外と声が出せたことに驚いた。


全身が怠くて、吐きそうなぐらい気持ち悪い。




『もうすぐで救急車きてくれるからね』


青ざめた顔で肩を摩ってくれる小山から
聞かされた救急車が来ることに驚いた。




頭を少し上げると、頭の下に何か柔らかい物が敷いてある感覚がした。














2本撮りの収録のあと控え室に戻ると、
机に伏せたまま顔を上げられなくなった。




『…大丈夫ですか?』


扉の開く音が聞こえて顔を上げると
マネージャーがこちらに近寄ってきた。




“気分悪くないですか?” と言いながら
ボタンやズボンのベルトを緩めてくれた。



『これ加藤さんと小山さんから差し入れです。』

「…ああ、ありがとう。」


もう一度顔を上げると机に袋が置かれる所を見てまた机に伏せた。










少し気持ち悪さが落ち着いて顔を上げると
机にお弁当が置いてある。




「…なにこれ、」


マネージャーから貰った袋の中身を見ると
鉄分と書かれたブルーベリーのパックジュースと鉄分が強調された飴が入っていて思わず頬が緩んだ。





-e-

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あいか(プロフ) - 萌さん» そうなんですね(⊙⊙)!!それは仕方ないです笑 ほんとに私の癖とピッタリすぎて大好きなので、これからも無理のない範囲内で更新続けていただけたら嬉しすぎます♡新作楽しみにしてます!!! (1月6日 22時) (レス) id: 88c0ee4c26 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あいかさん» マネージャーのお話の詳細、自分で書いておいてキモぎて消してしまいました、、ごめんなさい🙏💦 (1月3日 22時) (レス) id: 1e3e22995e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あいかさん» 10週!?😭💓とんでもなく嬉しくてびっくりして何回もあいかさんのコメント読んでしまいました、、私の文章を10週してドンピシャだとファンだと言ってくれる方がいることに本当に驚いてます😭 新作書きます!!!次もお楽しみにしてください💞 (1月3日 22時) (レス) id: 1e3e22995e (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - 今までの物語、度々読み返して多分10週ぐらいしてるぐらいファンです!!新しい話更新されていてとても嬉しく思います😭萌さんの作風ドンピシャに好きです!これからも楽しみにしています!あと、増田くんのマネージャーの話のやつの詳細ってどこから見れますか?? (12月17日 18時) (レス) id: 88c0ee4c26 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - きな粉さん» コメント通知がきててドキドキしながら開いたらめちゃくちゃ嬉しいコメント届いてて嬉しいです💓私の書く黄色さんがきな粉さんの癖に刺さってるの嬉しくてもっと書きたくなりました😽これからの更新も楽しみに待っててください💖 (12月2日 0時) (レス) id: 1e3e22995e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年4月5日 23時

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