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クリーナーズ #3.5 ページ15

ごっちん「はじめちゃん、また掃除なんてしてどうした?」




はじめ「今から明日の依頼人が来るんだよ!」




ごっちん「またここに呼んだの??」




はじめ「なんか、直接依頼したいんだって」




四番「ついに…闇の仕事ですかね?」




おまめ「子猫は?」




はじめ「あーなんか今日から3日くらい来れないって
実家に帰るらしくて」




ジロー「子猫の実家………どこなんだろうね」













はじめ「つまり…明日の結婚式を妨害してほしい…と?」




「そうなんだ

式場はここの近くだし、成功報酬ははずむ」




ごっちん「失礼ですが…理由を伺っても?」




「今回の結婚は、僕と彼女の両親が勝手に取り付けた結婚で、彼女は今回の結婚に乗り気じゃないんだ
彼女は、すごく可愛くて綺麗で美しくて…僕には勿体無いほどで

僕は、彼女のことが好きだから、好きだから尚更、こんな無理矢理結婚したくないんだ」





はじめ「なるほど…でも、どうやって式を妨害すれば?」





「ほら、よくドラマであるだろ?誓いのキスの直前でちょっと待ったー!ってやつ!

それをやってほしいんだ」





ごっちん「僕らの、誰かがですか?」




「そうだな…君!リーゼントの君!君がいい!
彼女は少し不良気質なところがあるから、君みたいな子が元彼なら僕の家族も納得するだろう」




おまめ「俺が?」




「あぁ!君ならピッタリだ!それじゃあ、よろしく頼むよ!
彼女の名前は六花(むつか)と言うんだ
誓いのキスの直前に、ちょっと待った!六花!俺のところに戻ってこい!って言って入ってきてくれ!
後の4人は…扉の外で待機しててくれ!
それじゃあ!明日!」




四番「闇の掃除屋っていうより…恋愛ドラマの展開になりましたね…」




ジロー「それじゃあ………おまめ、スタイリングしないとね」




はじめ「よし、依頼内容にはちょっとびっくりしたけど、望まない結婚を阻止することも平和への第一歩だ
みんな、気を引き締めて頑張ろう!」



















神父「それでは、誓いのキスを」







ばんっ








おまめ「ちょっと待った!六花!俺のとこに戻ってこ…い…」





『お、おまめ…!?なんでここに!?』





ごっちん「え!?子猫ちゃんが花嫁…!?」





はじめ「まさか…嘘だろ…!?」





四番「ドレス姿の子猫さん…綺麗だ…」





ジロー「子猫…………だね」

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作者名:マスコまこ x他1人 | 作成日時:2022年4月19日 22時

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