白薔薇の君へ (ページ21)

今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:28,708 hit

２０話ページ21

霧が濃くなり前の人が見えなくなって

くる状態…オマケに悲鳴も沢山ね

ゴ「何だかあちこちから悲鳴が聞こえてくるけど…」

キ「油断するなって事さ」

ゴ「レオリオとクラピカ大丈夫かな？」

『大丈夫だよ！まだ死ぬ人じゃないから』

ゴ「えっ？それってどう言う…」

あれ…下から何か動いて来るみたいだし

ジャンプでもして見ようか

『ホイッと！』ﾋﾟｮﾝｯ

ゴ・キ「えっ…うわあああああ！！！」

ありゃ？ゴンとキルアったら

カエルみたいな奴に食べられちゃったや;

『仕方ないなぁ…えい！』ﾋｭｯ

カ「うぎゃあああ！！！？」

ゴ「イッ！？」

キ「イッテェ…」

目玉に持って来てたナイフを刺したら

ゴンとキルアが吐き出された

やっぱりまだ消化まで時間があったから

舌付近に居たんだろうね♪

『大丈夫ー？二人共』

キ「お前やるな！あのカエルの目玉に
ナイフ刺すなんて」

『動きが遅かったから簡単だったよ♪』

それにいつも庭で木に向かって

ナイフ投げを飽きるぐらい遊んでたしね！

ゴ「ありがとう！メル」

『ううん！どういたしまして！』

ゴ「…やっぱりレオリオとクラピカが心配だなぁ」

キ「良いから追いかけようぜ？今追い掛ければまだ間に合う」

あっ…キルア行っちゃったや

でもあのゴンの様子だと引き返して

２人の事を助けに行きそうな雰囲気だし…

仕方ないなぁ♪

『ゴン！私も一緒に行ってあげる！』

ゴ「えっ…うん！行こう！！」

生きていると分かっていても

やっぱりお友達は見捨てるなんて駄目

せっかく出来たお友達…

切り捨てるのではなく支え合う関係に

私はなりたいもの

こうして私達はお友達を助ける為に

波乱が待っている霧の中へ足を進めたのだった