白薔薇の君へ (ページ6)

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５話ページ6

それから…

ヒ「メルは絵が上手だね♡」

『ヒソカが描いた動物も凄く上手！』

ヒソカの足の中で座りながら

一緒にお絵かきをする事になった私

周りの人達に凄くガン見られてるけど

何故なんだろう？

『それにしても…人がいっぱい
男の人ばっかりだけど』

ヒ「ハンター試験は基本男ばかりだから
ね◇メルはどうして受けに来たの？」

『新しい事をやってみたくて…
今まで家の中でしか居なかったから』

退屈だった１６年間…

ようやく外に出れたのだから

好きな事をしたって罰は当たらない

ヒ「そっか…♡(だからこんなにも
真っ白なのか…僕とは正反対)」

『ヒソカは？どうして受けに来たの？』

ヒ「ん？僕はライセンスがあれば
色々と便利だから取りに来たんだよ☆」

『そうなんだ〜！』

それから他愛無い話をしていると…

？「なんか…異様な雰囲気だぜ…」

？「港や街にいた志望者とは明らかに違う…」

？「…あの！」

エレベーターから降りてきた３人組が

ふと目に入って来た

歳も私と近そうだしそれに金髪の人

もしかして…！

『ヒソカ！私少し話してみたい人が
居るから行ってくるね！』

ヒ「え〜☆仕方ないなぁ◇」

『ありがとう！』ﾁｭｯ

ヒ「！？」

『ありがとうって気持ちを伝える時って
頬にキスするんでしょ？本に書いてあったよ！』

親しい者に対する表現って書いてあった

ような気もする…

詳しい内容は忘れちゃったけどね♪

ヒ「ククククク…♡」

『ありゃ？どうしたの？
もしかして…間違ってた？頬にキスって』

ヒ「いや…そんな事ないよ♡
ただ急にだったからびっくりしただけ◇」

『そっか！良かった〜間違ってたらどうしようかと思ったよ、それじゃ行ってくるね？』

ヒ「あぁ…またね、メル♡」

お友達第一号のヒソカと離れ

私はあの３人組の元へ足を動かした

しかし…それを怪しい笑みで

見つめていたヒソカを私は知らなかった