49話 ページ4
エ「待って！
そんな…情報源…？」
エマの混乱した顔で
頭をかきむしっている
そりゃそうなるよね…
ずっと家族として過ごして来た
彼らが裏切者だなんて
信じたくない気持ちも分かる
でも…万が一
何かを守る為に望んで
鬼の手先になっている子供が
いるとしたら…
『出来る限り早く見つけないとね…』
レ「見つけるにしても
この先どうするよ？ドンとギルダ
を引き入れる話は？
もし2人がママの情報源だったら…」
ノ「問題ない
情報源のあぶり出しと
ドンとギルダを引き入れる事
この2つが同時に出来る
スパイならこちらの切り札にもなる」
『情報を操作して
逆に敵を撹乱したり出来るわね♪』
レ「こっちの有利な状況を
作る事も不可能じゃないな…」
ノ「そ！既に網も張った」
ノーマン…！
いつの間にそんな事を
していたなんて気づかなかった
ママに負けた事が彼は
強くそして鋭くしていった…
そう思うと
嬉しいような…悲しいような…
ド「おーい！そろそろ休憩終わって
2回戦やろうぜ！！」
『うん、分かった(*^^*)
少し待っててね』
ド「おう！」
レ「コントロールは出来ている…
だから特定済でもママは何も
仕掛けてこない
俺達が派手に動かない限り
ママは即出荷は勿論
多分邪魔すらするつもり無かった
って訳か…」
邪魔が無いとすれば
次の出荷まで最短で後一月半
猶予が確保出来るって事ね…
それなら問題ないでしょう
『あっ！そうだ…
発信器壊す算段はついたの？レイ』
レ「あぁ」
ノ「どれくらいで整う？」
レ「え…後半月…いや10日あれば」
ノ「じゃあ10日後に決行しよう」
レ・エ「『えっ…』」
ノ「脱獄決行は10日後
11月8日だ」
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作者名：アスカ | 作成日時：2019年5月12日 21時
