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57話 ページ12
それからいつもと同じく
鬼ごっこ訓練を行い夜になった
エマとちょっとした確認をしていると…
ノ「アリアドネ、エマちょっといい？」
ノーマンからの呼び出し
どうしたのかしら？
ノ「2人の考えを聞きたいんだ
アリアドネは朝話した内容の延長状の
話だから分かると思うけど…
もし…望んで鬼の手先になっている子
がいて…その子がスパイをする事で
その命を保証されるのだとしたら…
2人はその子を置いていく？
連れて行く？」
エ「…スパイをすれば出荷されずに
生きられるって事？」
ノ「…」ｺｸﾘ
なるほど
悩んでいるのか…ノーマン
いくら家族とはいえ
命の保証をされている裏切り者の子を
わざわざリスクを背負ってまで
一緒に逃げ出す必要はないものね
でも…私達は
「『連れて行く』」
この道以外はあり得ないよ
ノ「！…たとえ相手が望まなくても？」
エ「うん！引っ張って行く！
もし私達が逃げたら、その子の命が
保証されるか分からないしね」
『それに………』
私は最後までそう思いたい
ノ「！そっか…そうだよね
アリアドネならそう言うよね！」
ノーマンも決心がついたわ…
きっと良い方向に向くと思う
後は貴方だけよ…〇〇
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作者名：アスカ | 作成日時：2019年5月12日 21時
